2000年1月6日

発進! ミレニアムパトカー!



やはり、ラジコン2000年問題を考えるに、ミレニアムパトカーを登場させることはひとつの義務と言えましょう。どひゃどひゃ

昨年よりミニパト、デカパトのコンビで数々のサーキットにて暴走車の取り締まりや検挙にあたってきましたが、デカパトの老朽化
が目だってきたので、新調することにしました。一年の計は元旦にあり!ということで主な作業は元旦に(^^;
(尚、シャーシはミニパトがRS4ミニアトラス、デカパトがRS4PROです。昨年はデカパトで2回レースも出走しています)

今回は、ちょっと詳細に製作過程をレポートしたいと思います。

さて、まずパトカーを作ろうと思うとだれもが最初にブチあたる壁が、「パトライト」をどうするか?ですな。
これの出来によって、パトカーの価値が決まると言っても過言ではありません。

一番オーソドックスなのは、100円ライターの赤いやつを2つ組み合わせて自作する方法ですが、これだと最新のブーメラン型
のパトライトが再現できません。

というわけで、白羽の矢がたったのが、おもちゃのパトカーからもぎ取る!という方法です。どひゃどひゃ
最近のおもちゃはよく出来てますな。ブーメラン型でそっくりなやつがありました。
某おもちゃメーカーのアフターから有償にて譲っていただきました。その節はだいなさんお世話になりました。

次に、そのパトライトの中にしこむ電飾です。
以前のバージョンでは、自己点滅LEDを4つ仕込みました。これはこれで、なかなか雰囲気が出ていたのですが、やはり
モノホンのパトカーの迫力には至りません。

そこで、今回はPIC(プログラマブルIC)を使った制御で、よりモノホンに近い再現に挑みます。

まず、街でパトカーをよ〜く観察するところからスタートです。ガハハ!
4つの赤色回転灯が、怪しげな光線を撒き散らしていますな。この回転を完全に再現することはかなり困難です。
したがって、いかに似せたギミックで再現できるかが勝負ですな。

で、観察した結果、ストロボ調の素早い点滅を規則的に繰りかえす事で、それっぽく見える!という結論に達しました。

さっそく点滅パターンを模式化し、PIC職人のizu@AORc さんにプログラムしてもらいました。いつもお世話になっております。
そのプログラムを受け取り、PICライタで焼いてさっそく試してみると、おお〜いい感じぃ〜!!

よっしゃ、よっしゃというわけで、さっそくLEDやPIC、配線を入手したパトライトユニットに仕込みます。

回路図はこちら

点滅パターンは
1→3→2→4→2→3→1と、それぞれストロボ調の点滅残光を残しながら光ります。

狭いスペースに気合で回路を押しこみました。オッス!

 
さて、これでパトライトは完了。次ぎにヘッドライトとテールランプざんす。
こちらは、以前より使用している、これまたizu@さんプログラムのパッシング&ブレーキランプ調点滅パターンのPICを
仕込みました。詳しくはこちら

回路図はこんな感じです

数秒おきにヘッドライトがパッシングし、その後テールランプがブレーキっぽく点滅します。
 

高輝度LEDは秋葉原にある、秋月電子に行くと、各種そろっています。まぶしくて絶叫しそうなやつもあります。
もちろん抵抗もあります。PICライタもあります。電飾を志す者にとって一度は礼拝する必要があるでしょう。
 
 

ヘッドライトのボディへの装着は、バンパー素材(ウレタン)を使います。
適当な大きさに切り、半田ごてで、リフレクタの形に丸く成形します(浜崎@AORc さんに教えていただきました)
結構簡単にできます。

丸く繰りぬいたところに、銀紙を貼り完成。

後ろからブスっとLEDを差し込んで、あとはボディにエポキシ系接着剤で固定するだけです。
エポキシは塗料を溶かさないで接着できるので、グッドですねー。

尚、塗装してしまってから、LED部分の塗装を落とすには、グンゼの塗料うすめ液を使うと簡単に落とせます。
周囲をマスキングして綿棒でゴシゴシこするだけです。
まあ、もともとマスキングしておいたほうが楽ですけどね。

ボディへの固定はこんな感じ
  

配線はグラステープでボディに固定します。最終的にパトライトとヘッドライト系の配線(プラスとマイナス)をまとめて
受信機にさすコネクタをつなぎ、受信機の3ch端子から電力を供給します。

LED及びPICは走行用の動力にくらべ電気を食いませんのでパワーや走行時間に殆ど影響はありません。
尚全備重量は1530gでした。
 
 

というわけででけたー!!!

     

     
 

 ボディはプロトフォームのダッジです。塗装は未明@AORc さんにお願いしました。お世話になっております、オッス!
 ミレニアムにふさわしく?白黒の境界部分を大漁模様にしてくれました。わーい!
 さらに屋根には「おやじ魂」の刻印が!ガハハ かっちょええですな。流石です。

 ウイングはスケール感を重視して、未塗装のまま装着しています。遠くから見ると見えません。

 「神奈川県 警察」などの文字は、インクジェットプリンタにて作りました。
 アプリケーションソフトは、パワーポイントを使い、インクジェット用の透明ステッカー用紙に出力しただけです。簡単です。
 白文字以外の大抵のステッカーは自作できてしまうので便利です。
 

 今年もバリバリ検挙しまっせ! AORcでもパトカー仲間がにわかに増加してきました。
 さあ!君も独創のパトカーで迷惑駐車や酔っ払い運転をビシビシ取り締まろう!ガハハ
 

結論:元旦から、こんなもの作ってる場合か・・・(^^;



 

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