2002年11月16日

挑戦!初走行 in NY!!

Willis Hobbyのインドアサーキット



オ〜ッスオッスオッスオッス!!

いや〜米国に上陸してはや3週間になりますが、毎日忙しいっすね
人生やり直しモード入っているので(^^;
なにもかも立ち上げねばなりません。バタバタと追われています。

そんな中でも、最初のうちに重要になるのが車(実車)です。
今日は、NYの車事情をまず、紹介したいと思います。

アメリカは車社会なので、とにもかくにも、車がないと始まりません
僕がいるまわりも、歩行者というものがほとんど存在しません
どこにいくにも、車、車、車
100m先に行くのも車
何買いにいくのもどこ行くのも車

家出た瞬間から車にのり、目的地までまっしぐらっす!

おかげで、外を歩くことがほとんど無いので、寒かろうがほとんど関係ありません
(体のなまりや太りすぎには、十分注意したいところだすな。。。ガハハ)

そんな車社会なので、着弾早々に車を買うことが必須となります。

先に紹介したとおり、ダッジイントレピッドと、ポンティアックグランプリに絞って
検討を重ね、結局RCマニアの踏み絵ともいえる、ダッジを選びました。どひゃどひゃ

ディーラーを2社まわり、価格のあたりをつけ、最後は厳しい交渉です。
このへんのプロセスは日本と一緒。
ただ、セールスマンの質のバラつきが激しく、中には悪い人も結構いるみたいっすよ
(アメリカ人も、車購入時の交渉をめんどう・嫌だと感じる人が激増しているそうです)


僕は結局会社の近くのディーラーで、インド人セールスマンと戦って
約50万円の値引きをゲットすることに成功し、無事購入しました。

セールスのオヤジと記念撮影(^^;

彼は数字に強く、またウソもつかないし誠実で信用できました。
ただ、興奮してくると速射砲のように繰り出す弾丸トークには参りました(^^;

さて、契約書にサインすると、保険や登録等の納車に入りますが、ここが日本と
大きく異なる点で、ぬわんと!
契約した次の日に納車されました。どひゃどひゃ(^^;
さすがは車社会!

まあ、当日用意する書類や、連絡のやりとり、決済用の小切手の用意など
なにもかもはじめてのことばかりでパニック状態になりましたが・・・・(^^;


バ〜ン!


アメリカ人も「この車はデカい!」と舌を巻く、大型ぶりです(^^;


このセクスィ〜なお尻が大変気に入っております

ちょっと紹介しておくと、

ダッジ イントレピッド ( DODGE INTREPID)
イントレピッドとは「恐れを知らない」という意味です

そんなこと言われてもねえ(^^;

ダッジは、クライスラーの別ブランドで、製造元はダイムラークライスラー社です
クライスラーの300Mやコンコードという車種と同一プラットフォームで作られ
ストラトスよりも車格は上になります。
(アメリカ人は「ストゥラータス」と発音しています)


車のプロフィールを紹介すると

エンジンの違いで3つグレードがあり
私のSEが2700CC V6 DOHC24バルブ 200HP
SXTが 3500CC V6 SOHC 234HP
トップグレードのESが 3500CC V6  SOHC 244HPである

駆動方式はすべてFF

幅1875mm 長さ5181mmとビッグ!
ホイルベースは2870mmとロングで、ソフトなサスと共に戦艦のような乗り心地を演出
(戦艦は乗ったことないっすけど)

サスはフロントがマクファーソンストラット(スタビライザー付)で
リヤがマルチリンクチャップマンストラット(スタビライザー付)

タイヤは225/60/16inch です
トランスミッションは4速のオートマ

装備としては、
リモコンドアロック、電動パワーシート、車速感応ドアロック、クルーズコントロール
CD付ラジオ、4スピーカー、エアコン、電動ミラー、セキュリティアラーム、、etc

流線型のデカセダンって日本に無いですな
アメリカならではの逸品です


乗ってみると、これが実にいいー!
オールドアメリカンのような、V8エンジンドロドロ轟かせ荒々しいのとは、じぇんじぇん違って
アメリカ人がアメリカ人のためだけに作った正統進化の最新セダンであることが実感できます。

静粛性が高く、実にスムース。ソフトなアメリカンテイストを残しつつも、しっとりとした
ハンドリングと瞬発力に舌を巻きました。
もちろん無駄なデカさも気に入っております(^^;

NYにお越しの際には、ケネディ空港にこの車で迎えにあがりますよ!オ〜ッス!


車をゲットすると、自由自在に動きまわれますな

マンハッタンにも行ってみました
 よくTVで見るNYの景色だー!ガハハ

マンハッタンは恐ろしいです(^^;
まさに交通戦争

片道4車線の一方通行路は、渋滞密集しかも、イエローキャブの発狂走法にタジダジ(^^;
常に車間距離ギリギリによせ、クラクションも連発!客をみつけるや強引に車線をまたいで
曲がって急停車。ウインカーもウソばっかり(^^;
ちょっとでも前をあけるとどんどん割り込まれ急ブレーキをくらいます

なにか対戦ゲームをやっているような気分にさえなります(^^;

まあ、アメリカでもNYだけらしいっすけどね、こんなすごいのは
郊外でも基本的に運転はアグレッシブで怖いですな。

なお、マンハッタンに入るには、有料の料金所がありますが、日本のETCに似た
EZPASSというのを装着すると、ノンストップで通過できて便利です。
日本との大きな違いは、このEZPASSは機械をタダで入手でき、しかも通行料は当初
より割引になること。当然ETCよりも断然普及して大人気です。


料金を取られるのは、橋とかトンネルとか、一部の高速だけで、基本的に
高速道路はフリーウエイです。生活道路として皆ばんばん使います。ちょっとそこまで買い物
とか言って高速に乗ることも日常茶飯事だす

こんなストレッチリムジンも良くみかけますな


コンボイ18輪トラックもバンバン登場しておそろすぃ〜!
踏み潰されそうです(^^;

車間距離も結構短い上に、アオリ、割り込みも多数(^^;
首都高なみに、短い加速車線は、ベタ踏み気合で合流が必要で結構テクを要求されます。

しかも、高速でボロボロ屋根からものを落としなが走る発狂廃人(^^; や
ウインカーを逆に出して曲がるやつ(^^;
逆走や、高速でバックしてるやつ
何がしたいのだか、さっぱりわからんやつなど

日本では考えられないような、出来事が毎日平気で起こっております
どひゃどひゃ!!

自分の身は自分で守るサバイバル車社会
それがNYでした。。。

僕がいるロングアイランドの一般道路はこんなんだす

街路樹に囲まれた美しい2車線道路が多いでんな
基本的には走りやすいです


ただ、道の荒れ方がひどくて、昭和40年代のニッポンみたいです(^^;
はっきりいって、ボコボコだす。結構しゃれになってません。
ホイールキャップとか良く飛ばしてるやつがいるのもうなづけますな

あとは、結構ユダヤ人の金持ちが沢山住んでいるせいか、ヨーロッパ車(ベンツ、BMW、アウディ、ジャガー)
が沢山走っています。我が目を疑うほど連発ですれ違うこともありますな。


ホンマにいろんな車が走ってますな



車検は年に一度義務付けられてるけど、そこらのガソリンスタンドで出来る上に
費用も3000円くらいです。

ただし、車の整備責任はすべて個人なので、みんな結構車をちゃんとメンテしてまっせ
オイルは5000キロで交換する人が多いようです
2000円くらいでフィルター込みってとこかな

点検も結構マジメにやっていて、消耗品や油脂類の補給交換は自分でやってしまう
人も多いですな


ガソリンは、だいたいリッター50円です。
安いけど、このへんでも日本の走行距離の2〜3倍は楽勝でいくので、燃費は結構
重要です。お財布を直撃しますからな。

セルフサービスが主体ですが、日本と同じフルサービスも割とあります。
特に冬の寒い時期は、車から降りて自分で入れるのがめんどっちくなるので
フルサービスを選ぶ人も増えるそうです。


オートバックスみたいなカーショップもあります。
オートバーンとか、オートゾーンとか、、、
売っている品目やサービス内容も日本とほぼ同じで、芳香剤やコインケースなどの
アクセサリーから洗車グッズ、チューニングパーツまでいろいろあります。
お国柄を表した面白グッズも結構あるので、またおいおい紹介します。



ドライブがてら、スポーツグッズを売るショップに入ってみると
(スポーツオーソリティという店)
売ってるものもやっぱりビッグだった!

エアホッケーかよ(^^;

しかも数万円で買えるとは安いな!

一軒家にはたいてい地下室があるので、プレイルームにしてこういうのを
おいて特に冬の間は楽しむ人が多いそうです。



さて、大変前置きが長くなりましたが(^^;

先日紹介したラジコンサーキットにまたまた行ってきました。
今回はショップもじっくり見てきました

キットを置いているのは
アソシ、タミヤ、HPI
ですな。
HPIはEP、GP、マイクロとフルラインで置いてます
パーツもかなり在庫がありそうでした。
京商のミニッツもちょっとあったかな。

ツーリング用のゴムタイヤは、HPI、ソレックス、ヨコモが
日本のショップと同じように陳列されています。
HPIはかなり種類がありました。
インドアのカーペットコースは皆スポンジタイヤで走っているので
春夏秋に作られるアウトドアコース用みたいっすな。

バッテラはパックバッテラは、トリニティとあと見たことない
メーカーの4セルパックがありました。可愛かっただす。ガハハ
あとはバラセルが多いですね。

プロポは米国にはフタバがないと聞いてびびってきたのですが
3PJスーパーとかしっかり置いてありました。
360ドルだったので日本円にすると4万円ですか。オッス!

ショップの雰囲気とかは日本とおおむね似てます。
タイヤ以外のパーツは店員がとってくれる方式ですけど


そして、いよいよコースへ突入
金曜と日曜はレースデーなので、それを避けて土曜日の練習デーにまずは
お邪魔することにしました。

成田空港のセキュリティチェックで荷物を全開にされ

「なんですか?これは?」
「ラジコンです。文句ありますか?」

などと苦労して持ち込んだ(どひゃどひゃ) ラジがついに米国のコースに降り立つときが来た。

まずは、サーキットのオヤジに、利用方法を聞く

料金は、2時間まで5ドル(約600円)、一日15ドル(約1800円)
バンド管理は、バンドボードに自分の名前を書いたクリップを走行中表示する方式で
70〜80MHz帯が主体でバンド数も多かったです。
ワシが持ち込んだ27MHz帯は、旧バンド周波数の6種類でした。
40MHzはありません。

今日は気軽な練習デーとあって、いろんな人が気軽に遊びにきてました。


そんな中

珍プロポと松山ワークスRS4PRO2電飾スペシャルが開帳された

バーン!


どひゃどひゃ!

本日の、シェイクダウンに際して、いろいろ考えた。
先日の視察で、このカーペットコースでのツーリングカーが

フルタイム4WD+ブレーキ走法+スポンジタイヤ+グリップ剤

という日本では考えられない組み合わせ&走法であることを確認していたからだ。

果たしてこのコースで

ダブルワンウエイ+ノンブレーキ走法+ラバータイヤ(G32)+ノングリップ剤
という全くの対極が通用するのか?


いきなり、トラックを出して、くるくる回転してマトモに走らなかったら
笑いものになって終わりになるのではないか?


どひゃどひゃ!

そこで、まずは、ちょっと控えめに、無難なダッジでそろりとデビューすることにした
それでも、インテリ電飾や珍プロポ(塗装 by 竹迫さん)はしっかりおさえた。


ついに米国コースに降り立った松山ワークス

モータは23T仕様


操縦台からコースを見ると、柱が結構邪魔で死角が多い(^^;

コース幅は極端に狭く(もともとトゥエルブ用のコースなんだね)、屈曲が多くて
日本のどのコースよりも難易度は高そうだ。

緊張が走る

そろりそろりと、車を走らせグリップ具合を確かめる。

をを!

意外なことに、晴海でブイブイ言わせたシミズG32は、そんなに悪くない
いやむしろ晴海よりもグリップ感があり食っている。
どうやら、他の客が使っているグリップ剤を路面から拾ってますます
食っているようだった。


ハーフスロットルでまずは軽く一周
コースを覚える

難しいコースだ

リズムを崩すと2〜3個あとのコーナーにまでツケがまわってくる。
かなりの集中力を必要とする。


そうこうしているうちに
東洋からやってきた珍プロポを持った珍客がどんな走りをするのか
興味しんしんで見つめるギャラリーがフェンス沿いに集まってきた

・・・・・・・・(^^;

やっべ〜

緊張に胸が高鳴る(^^;



タイヤのグリップ感に集中力を注ぎ込み、少しづつスピードを上げていく

をを!

かなり小回りに見えたコースも、意外にあっさりクリアーしていく
ブレーキをかけなくてもいつもの、ワンウエイ走法でイケることに気づく

いけるかもしれない


ギャラリーの刺すような視線を浴び、全開走行へ

をを!

いけるやん!

オーッス!オッスオッスオッスオッスオッスオッス
エンデバーフレンドシップガッツペイシェンス
エンデバーフレンドシップガッツペイシェンス
エンデバーフレンドシップガッツペイシェンス
エンデバーフレンドシップガッツペイシェンス

調子に乗って攻めすぎて、ガツンとぶつかった

どひゃどひゃ!


ふと気がつくと、ギャラリーが好奇のまなざしでこっちを見てるでないか!

オ〜ッス!

「どうよ、日本の車と、走りは?」

「をい、すげえな」
「そのヘッドライトはクールだな。どこで買えるんだい?」
「タイヤは何だ?え?ラバータイヤ?どうして俺のスポンジタイヤよりグリップするんだ」
「HPIかい?何PRO2?てっきりプロトのPRO4かと思ったぜ」
「どこの送信機だい?え?スペシャルカラー?ガハハ」
「クロームのホイルはかっこいいな。おれは自分で塗って失敗したぜ」

質問攻めにあう!

こうして米国シェイクダウンは無事終了した


電飾松山ワークス注目を浴びる!


こうなると話は早い
あっと言う間に打ち解けて話がはずむ。

趣味に国境はありませんな。誠にありがたい限りです。
タイヤのこと、セッティングのこと、日本のラジ事情など、共通の話題と言葉で盛り上がれます。

なにより、アメリカは移民の国なので、ヨソ者に対して大変寛容だと感じます。
どこから来て、目の色や肌の色や年齢性別バックグラウンドがどうであれ
そんなことはどうでもいいんですな。

誰とでも気さくに話しかけてきます
ただ、彼らは人類全員が英語をしゃべれると信じているようなので(^^;
容赦ない速射砲を浴びます(^^;

それでも内容がラジだと結構聞き取れるしなんとかなるんだよね。
英語の練習にもなりますなあ〜

サーキットのオヤジと彼のマイカー(TC3)
   

なかなか、カッコいい塗装だと思いません? イケてます。
このオジサン、親切にサーキット利用方法を教えてくれました。


彼も親切にいろいろ教えてくれました
 
HPI RS4PRO3に、カーボンアッパーデッキ、ナックルとハブキャリアはアルミ(パープル)を入れた
チューンドマシン。
ナックルとハブキャリア両方アルミにすると、クラッシュしたときに、やばいよって言ったら
「そうなんだよねー。こないだもやっちゃった」だって・・・・どひゃどひゃ

普段は16ターンのモディファイドモータで練習しているそうです。


ここのコースのストックレースのレギュは
24ターンストックモータ、スポンジフォームドタイヤ だそうです。

残念ながら、ワシのG32では出走できないそうな。
まあ、そのうちスポンジタイヤも買ってみるかな


ヨコモMR4TC使いの彼
 
この日はセッティングが決まらず、巻いてました(^^;


お父さんに連れられて、走行を見学するお子様 可愛い〜!



ジャックさん
 

ぬわんと! 川田のアルシオンSV10にこだわって使いつづけているそうです。
彼いわく「TC3なんかより、こっちのほうがいいぜ」 

アルシオンの新シリーズがしきりに気になるようでした。

ディープなファンがいるもんですなあ〜!


TC3シェイクダウンの少年達

なんか楽しそうでいいねえ〜! 


本日最速の少年!


この子には、かなわなかったな。未来のチャンピオン?かも
TC3で、すげーいい走りしてました。
ストイックにスピードを追求してるようで、もう一皮むけたら珍ラジに勧誘しようかしら(^^;

妙に仲良くなったマイクさん
 

初めてのマイカーTL01で3回目のサーキット走行だそうな。
ベアリングとスタビ、オイルダンパー、タイヤ以外はストック状態で、TL01から入るあたりは
日本もアメリカも一緒かな。
3回目とは思えないほど、安定して運転してたよ。

ただ、ぶつかるたびに、バッテラがとび出してました(^^;
TL01用のクイックバッテリチェンジャーに替えると多少マシになるかもってアドバイスしといたけど・・・

そうそう、彼にはお近づきのしるしに「お組公式ステッカー」をプレゼントしたら
喜んでたよ!ガハハ

ついでに「君の名前をオマイクに変えて、俺のチームに加わらないか」と勧誘したけど

「ホワット?・・・・」

どひゃどひゃ
フレンドシップ〜


結論:珍交流無事終了!次はトラックかな、やっぱし(^^;



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