99年6月 20日
 伊豆プチサイトレット10番勝負 第二番
ろう人形館

チェックインまでの小1時間をつぶすに足りる、カップルのけだるい沈黙を打破しうる、そして雨が降って
景観が台無しになった時でも救世主のように眼前に現れる、小さな観光スポット「プチサイトレット」
伊豆半島が、全国に名だたる「プチサイトレット銀座」であることは以前述べた通りだ。

私は既にかなりの数の調査を行ってきたが、前回の「野生の王国」を再出発とし新たに10番勝負として
調査することに決めた。
というわけで、今回は2番目お約束の「ろう人形館」だ。

ろう人形館の頂点に達するのは、東京タワーろう人形館であることは、小学生でも自明の理というもの。
あとは、全国各地の観光地に忽然と現れては消える質の悪いろう人形館が点在するのみであった。
しかし、伊豆高原になにか凄いろう人形館がある、と聞いてさっそく調査した次第である。

伊豆高原大室山近くにひっそりとそれはあった。
幻想的なたたずまいを見せる。

入場料を払いさっそく中に入る。
くねくねと狭い通路を歩いていくと、所せましと陳列されたリアルなろう人形が続々と姿を現わします。

お!なかなか良くできとるやないけー!!
 

あ、石原の裕ちゃんだ! 声が聞こえてきそうだ。

大統領トリオ

レーガン(右)、リンカーン(中央)と、なぜかピースサインをする「ゴルバチョフ」

はっきり言って、ここレベル高いぞ。よく似ても似つかないろう人形を平気で展示してあるところも
多いが、おおむね合格点に達している。よく似ているしディティールもよく再現されている。
 

おいどんは西郷でごわす。

 

猿の軍団ぢゃなくて、猿の惑星 懐かしい!

 

ターミネーターとミスタースポック

 

途中お約束の恐怖ゾーンがある。

エクソシストの首360度回転とかあって、結構コワイ。お子様づれは要注意!
 

得体の知れない「白雪姫と7人の小人」

ガハハ!もう無茶苦茶。マリリンモンローはまあいいとして、タモリ、江川、仲代達也、青島幸男と
アバンギャルドな構成に圧倒される。後にいるエルビスとマイケルジャクソンが寂しそうなのは何故?

しかしよう似とりまんなー。
 

そして圧巻がコレ!

最後の晩餐をろう人形で再現しちまった!!!うわ凄い迫力。
これはハッキリ言って凄いです。見る価値あります。あのおなじみの絵が見事に再現されてました。
手の爪や血管、毛などこわだりようもすごいっす。
ディズニーランドとかにあっても恥ずかしくない逸品!

この他にも、世界一太った男(ぬわんと600Kg)や世界一でかい人(270cm)、世界一ちっこい人(70cm)
などあって面白いです。世界一でかい人の靴とジャイアント馬場の靴がならべておいてあって、馬場の靴
がまるで子供の靴に見えるから不思議!

そして、、
実はさらに超目玉があるのです。これは本当に見るものを釘付けにしてやまない(時々おがむ人がいるそうな)
超力作でいまにも動き出しそうな異様な迫力に誰しも圧倒されるでしょう。
それは、ここでは内緒にしておきます。
実際に行って自分の目で確かめてちょ。

尚、最後は怪しげなメキシコ彫刻やわけのわからない土産物(時計、カバン、など)のコーナーに強制誘導され
喫茶店を通らないと外にでられないコスい構造は、プチサイトレットの名に恥じぬ展開で好感が持てました。
どひゃどひゃ
 

というわけで採点結果は!

コストパフォーマンス ★★★★
びっくり度 ★★★★
お笑い度 ★★★
工夫度    ★★★
総合評価 ★★★★

となりました。

伊豆高原 ろう人形館(+メキシコ館)
伊豆高原大室山近く(R135ぐらんぱる公園から内陸に入って約10分)
TEL 0557-54-5555 開館9時〜17時
料金:大人1000円 中高生800円 小学生500円 (近くのホテルなどには割引券有り(100円引)
尚+300円で近くの「森のからくり人形館」も入場できるチケットも有り。

おしまい!


戻ったれ

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