大吟醸コアラの食い倒れ10番勝負!

其の壱    極上韓国料理

この企画は「飲んだ」「食った」になると突如非凡な才能を発揮しだす驚異のサラリーマン 大吟醸コアラ氏がその
能力の限界に挑む食い倒れ10番勝負を克明にリポートするものである。覚悟して読め!


やって来ました、新宿「松屋」、銀座のデパートじゃないよ、というお決まりの突っ込みを入れつつ、
不肖、大吟醸コアラが、最近超評判(オレが知ったのが最近?)の韓国料理店に、突撃レポートを敢行しました。

場所は、新宿と新大久保の間、コリヤンストリートと化した職安通りを、少し歩いた後、新大久保側の、裏路地
にちょっと入ったとこに、その店はありました。

どうです、この派手な看板。思わず角棒を持って、ヘルメット被り、火炎○の一本も投げ込みたくなるじゃないで
すか。

乾燥している冬の日なんか、ばっと一瞬で一面火の海になりそうな、木造バラックの立ち並ぶ住宅地のなかに
それは突如出現するんです。

店は、その中の民家の、中でも一段と崩れかけている部分を選りすぐり営業。店の内部は、このコンセプトに
沿って徹底して飾り付けられ、汚れた色紙、ポスター、安っぽくも派手な座布団、足をぱたぱた畳める4人が
やっとのテーブルと、海の家と場末の焼き肉やを足して2で割った感じのゴージャスさ!

そうそう、大体予約の電話が凄かったんだ、これが。
前日の夜10時頃電話したんだけど・・・「明日の夜7時空いてますか?」の問いに。
「今日の7時は一杯です。」「今日か明日だったら、5時か9時までにくれば、2時間
待ったら入れます」

?????

てな調子の、未来完了と過去完了を同時に使用した、高度な構文。こりゃ駄目元でもう一度と思い、当日の昼
もう一度電話したら、今度は一発で、空いてます4人ですねハイだって。
ま、でも私たちの前で、一杯で断られた客もいたから、予約は必須ですね。

えっ、ぐちゃぐちゃ前口上がうるせえ!とっとと料理に行けって。はいはい、それじゃ。


まず、最初はお約束のキムチ盛り合わせ。
キムチ、カクテキ(わたしゃこれが非常に好きだ)、あと名前忘れた菜っ葉のキムチの3種盛り合わせ。
それぞれきちんと、漬物として醗酵した酸味と旨味があり、たまんねえ!の一言。

特にカクテキ最高!でわたしゃ幸せでした。
キムチじゃ、まだ漬け汁というか、調味料で味は誤魔化せますが、カクテキのような身の分厚いものは、
ちゃんと漬物醗酵してないと、旨味が全然違います。

ま、これだけでも来た甲斐有、この後の料理が期待できるってもんです。
 

←なぜかたれの皿が料理の上に載って登場するところがグレイト!
次に頼んだのが、これこれ、ネギチヂミ。
私が今まで食べたなかじゃ、新宿歌舞伎町「明洞」スタイルというか、薄くクリスピーに仕上げた一品。

写真じゃ分かんないかも知れないけど、これが非常にデカイ。Lサイズのピザ程あるんだけど、薄いのと
美味いので、あっという間に食っちゃいました。
ネギの甘さ、胡麻油の香り、ちょっとかりっとした端っこの食感。取りあえず、現時点でマイ ベスト チヂミかな。 

辛くも無いんで、(付けタレが少し辛かったかな?)辛さに弱い人にもお進めです。
 


これは、春雨の炒めもの、チャプチュですかな。これも絶妙のちょっと甘目の味付けと、胡麻油の香り豊かな
風味で美味しかった。
なにより驚いたのは、(多分)韓国製の異常っにコシの強い、太い春雨。春雨というより、柔らかでしな
やかな食感の糸コンニャクってなもんです。これも、あっと言う間に食ってました。グッド。(最近、英語付いてて)
 


お次が、これこれ。鳥砂肝(砂肝は鳥しか無いって)焼き、胡麻塩胡椒ソース、ってな品。
砂肝を炒めて、胡麻油と塩、胡椒のタレを付けて食すもんです。
私ん家の近くに、レバ刺しをやはり、塩胡麻油で食べさせる店があるけど、この食べ方って結構人間の本能
を刺激します。
けど、今回のは胡麻油の香りがちょっと乏しく(鼻が麻痺したか)、今一つキレが無い感じ。
それでも、普通には美味かったんですがね。
 


こりゃなんだ。あ、そうか、イカ炒めですね。イカと野菜を甘辛く、ピリッと料したもんで、これも美味しかったが、
ただ辛さが弱かった為、インパクトに欠けたのが惜しかった。
同じ料理なら、この界隈にある「ハレルヤ」の方が上ですかね。
 


さてさて、続いてのお皿は、豆腐キムチ。温めた豆腐の上に、炒めたキムチを乗っけて食うもんでした。
私としては、初めてお目にかかる一皿でした。韓国には行った事ないけどきっと、純韓国なんでしょう。
味は・・・ま、書いた通りのキムチ炒めと湯豆腐と感じましたが。

そうやって食うんもんだったんだろうな。まさか豆腐とキムチ炒めをぐちゃぐちゃかき混ぜ食うんじゃない
だろうな。韓国飯じゃ石焼きビビンバなんかホントにぐちゃぐちゃにかき混ぜて食うもんな。
ま、いっか、もう食っちゃったんだし。
 


そして、これこれ、大トリを勤めるのが、この店の十八番。豚の背骨とジャガイモの辛み鍋。
カムジャタンです。これは噂通り非常に美味かった。
ジャガイモと多少肉の付いた背骨沢山を、蓋してじっくり煮込んで食すもんで、ボリューム満点
大きさで大、中、小あるが、4人で中で丁度だった。

それにしても濃厚な、ホント濃厚なスープ。豚骨スープに唐辛子等各種調味料が、複雑に入っていて(勘)、
なんか胡麻ペースト(大勘)ぽいのも入っていてコクを出すのを助けていたみたい。

最後、残ったスープ(ちょっと足した)に、ご飯と卵を入れてをおじやにしたんだけど、濃厚なスープに卵を
入れて作るんで、これはおじやというより、石焼きビビンバのご飯のみバージョンにたいなものになりました。
これもすんげえ良かった。
 
 

以上、はあはあはあ・・・、というほど食って、生ビール数杯、韓国焼酎2本(韓国製真露、ビンが小さかった
のが残念)飲んで、4人で約22,000円。一人頭5,500円。
結構、大食感の集団だったけど、皆腹一杯、満足満足。韓国飯としたら、ちょっと割高かも知れないが、
(焼酎が一寸高かったかも)、味のクオリティの高さ、ボリューム感、群を抜いているんじゃ無いでしょうか。

「松屋」・・・また行きていぜ!!!

ああ、しかし唐辛子と、にんにくと、胡麻油は、何でこんなに、人の本能をくすぐるのか。

お前だけだ!という突っ込みも聞こえますが、私と同じ韓国飯ジャンキーも多いはず。
そんな人たちも、迷わずGO!電車でGO!です。(山手線か小田急か)

もう一つ言うと、韓国飯は、焼き肉以外は野菜が中心で、上の料理見ても、白菜、大根
豆腐、春雨、ジャガイモとなんとヘルシーな事か。食物繊維の塊です!!!
だから、韓国の人って美人が多いんですかね?

それでは、疲れて来ましたので、今回はこのぐらいで。
次回、魅惑のアジアン料理、第二弾。香菜の鮮烈、馥郁たるニョクマム、万歳ベトナム料理
にご期待ください。

誰も、ご期待してないって?こりゃ、まった、失礼致しました。じゃね、バイビー!(暴)



■松屋
住所: 大久保1-1-17 TEL: 03-3200-5733 営業時間: 11:00〜17:00(平日) 11:00〜2:00(土日祝)
休み: 無休
予約無しではなかなか入れないとか。

98/12/8


戻ったれ

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