【名  前】お蝶夫人 【タイトル】亀力って本当にあるんでしょうか?   07/31 17:37 Yogore@Tyotyo 【メッセージ】 ごきげんよう。 アタクシお蝶夫人と申します。 中国殷王朝の時代に宝仙亀という亀が実在したのでしょうか? また、亀力ってあるのかしら? 教えていただくと嬉しゅうございます。オホホホホ。
【名  前】金 満腹 【タイトル】re:(1)亀力って本当にあるんでしょうか?   07/31 23:54 max@pbx.vip.co.jp 【メッセージ】 これはまた大変アカデミックな質問ですね。 歴史の大家、歩く日本書紀こと金 満腹が貴方を太古の世界へと誘いましょう。 さて、ご質問の中国殷王朝ですが、これは今をさかのぼる4000年以上前に実在したとされる 中国最古の王朝です。殷王朝で有名なのが「甲骨文字」です。 この甲骨文字が発見されたのは、1899年のことです。当時北京にいた王懿栄(おういえい) という大学者がおりまして、彼は当時マラリアを患っておりました。そこで漢方の薬局に行き 薬を求めた時に出てきたものが「竜骨」という不思議な薬でした。 この竜の骨をくだいて煎じて飲むと、確かにぴたりと熱はおさまり非常に調子良くなったそうです。 彼はこの骨を余分に買って持っておくことにしました。 ある日ふとその一つを見ると、表面に見たことも無い記号のようなものが見えます。 そのようなものがいくつも後からみつかるじゃありませんか。その後その竜骨の産地を探し訪ね ると、そこは河南省安陽県の小屯という村で、農民が畑を耕すと竜骨が次々と出てくるという事 がわかりました。 次々と出てくる、竜の骨。そしてその表面に描かれた奇妙な記号。 1929年いよいよ中央研究院が本格的な調査に乗り出し、かの地を発掘すると、驚いた事に大 量の奴隷の殉葬をともなう大墓が出現したのです。これが世界を驚かせた殷王朝の遺跡と言われ るものだったのです。 その後、奇妙な記号の一部が解読され、それがなんと漢字のルーツであることが判明しました。 さらに竜骨の科学調査と文字研究の結果、竜の骨といわれていたものは、実は亀の甲羅であるこ と、そして殷王朝時代の占い師が亀の甲羅を火で炙って表面に出たひびによって吉凶を占い、 その結果を彫り付けたものが竜骨の奇妙な記号だった事が判明したのです。後に「甲骨文字」 と名づけられたそれであります。 甲骨文字の研究により、当時「亀」が神格化された特別な存在であった事、そして王の政を占う 重要な亀のは、淡水系の特別な亀を使い仙人亀と呼ばれ、中でも最高の占い結果が出たものは宝 仙亀として、いつまでも幸運を招く宝物として祭られたとのことです。 従って貴方のご指摘の宝仙亀は、国の幸運の象徴的宝物の名称だったと言うわけです。 どこで聞かれたのかわかりませんがよくご存知でしたね? このように宝仙亀には特別な力が宿るとされ、その破片はたとえ微細なものでも後の時代でも高 価で取り引きされ大事にされたということです。 この亀パワーを信じるモノはすべての事がうまく運ぶという言い伝えがあります。 特に大量の両面フルカラープリントの時にはその守り神としてあがめられたことは言うまでも ありません。さらにこの亀パワーには不思議な力があり、CFCで買ったせんべいのお釣に 1万円札がまざっていたり、大型クルーザーが労苦なく手に入ったりとまさに奇跡の連続。 驚いた事に、この亀に塩をふりかけるとそのパワーは何倍にも膨れ上がり、悪霊を持ったお笑 い系汚れの妨害にも打ち勝つ驚愕の神力が発揮されると、旧誓約書にも書いてあります。 もし貴方が、この宝仙亀をかたどったモノを入手された際は是非大事にされる事をおすすめし ます。それは貴方に途方も無い幸運をもたらす事になるでしょう。 もちろんそれをもたらした人に貢ぎ物を献上することを忘れずに! 充実した亀ライフをエンジョイして下さい..

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