2002年11月13日

車ゲットー!

いつまでもレンタカーを借りているわけにもいかず、車を購入せねばならない。
なにせ、車が無いと何もできないどこにもいけないからだ。

結局到着してから
ダッジのディーラー2社
ポンティアック
トヨタ
と見たが、

日本にいるときから狙いを定めていたダッジイントレピッドを購入することにした。

やっぱせっかくアメリカに来たんだから、アメ車に乗りたい!
のが大きな理由。

アメ車といってもいろいろあって、
いわゆる、大排気量のV8エンジンをドロドロ轟かせ、豪快に走るオールドアメリカン
がほしいわけではなく

私が乗ってみたいのは

アメリカ人がアメリカの大地を走るアメリカ人の為に作った最新セダン

である。

車は、ある意味文化だ。車の味付けやつくり方に、現代アメリカのテイストが
象徴されているのでは?

な〜んて思ったりして

端的に言うと

・やっぱり無駄にデカく
・ふんわりした乗り心地
・それでいて最新テクノロジーでバランスのとれた味付け

を期待したい


ディーラーまわりや、価格交渉など、M君やSさん(イントレピッドオーナー)の
多大なるご協力を仰ぎました。ありがとうございましたm(__)m


ダッジディーラー2社で、見積もりをとって
おおむねのターゲットプライスが判明する。

このあたりの交渉のやり方は、日本と基本的に同じだ。

「今決めるならもっと安くするよ」
「あっちのディーラーはもっと安いって言ってたよ」

話によると、こういう交渉を最近は好まないアメリカ人も急増しているそうな
まあ、めんどくさいもんね、はっきり言って(^^;


なお、今は2003年モデルの切り替え時期なので、2002年モデルの在庫処分セールが
始まっている。
ディーラーにある在庫が、自分の欲しい車種・色・装備だったらお買い得なわけだ。

狙いはイントレピッドのSE、なるべく落ち着いた色
装備は、アルミホイール、リモコンドアロック、CDプレーヤー、セキュリティアラームを必須とした

この条件で、2社をまわり、最終的に会社から近いほうのインド人セールスマンが待ち受ける
ディーラーで勝負することにした。

Sさんの助言もあり、周到に価格調査や値引きシミュレーションを行い
閉店間際を狙って襲撃!

見事こちらの予算内におさまる価格をひきだして成約した。
4500ドル近い値引きだった。


内容を確認し、国際免許証のコピーをとって、契約書にサイン

サインする前に、内容や計算に間違いがないかよく確認する。
しつこいくらい確認する。
デポジットに100ドル現金を支払った。


しかし、よくよく考えてみると、NYの免許証はない、住所もようわからん身元不明の
外国人に、よく車売るよね(^^;
金さえ持ってくればなんでもいいみたい・・・・(^^;



翌日、さっそく納車登録にむけて作業を開始する

まず、ディーラーから車体番号(VIN)をもらう。
これを保険会社に連絡し、ちゃんと保険に入れる人です、という証明を保険会社から
発行してもらう。これがないとディーラーはナンバーの登録ができないらしい。

同時に、保険の見積もりを依頼する。
NYは盗難保険が高い。
車種や年齢、運転暦などの詳細な条件見積もりによって結局年間2000ドルほどの
保険料となった。高いなあ〜・・・ま、しょうがないっか
車種によってはもっと高くなるらしい

契約書をFAXしてもらい、サインして送りかえす。

一方ディーラーからも追加でパスポートやビザ、会社のIDカードのコピーなどを
要求される。逐一FAXで送り返す。

そうそう、申請後15日かかって、ソーシャルセキュリティナンバーもやっともらった。
この番号も必要となる。


さらに、一番重要なのが支払いである。

アメリカでは振込みや振り替えがほとんどないので(そもそも銀行が信用できないらしい)
キャッシュ払いの場合は、小切手を使うことになる。
(このほかでも生活の様々な場面で小切手を使う)

小切手の書き方を練習し、清書する(^^;


なお、高額の小切手の場合は、受け取った側が不渡りになるのを懸念して
銀行の承認を要求する場合がある。

その場合は、サーティファイドチェックといって、小切手を銀行に持っていき
小切手分の預金(当座預金)を差し押さえられた上に、承認のはんこを小切手に
押してもらう。

これでやろうと思ったら、会社に入っているシティバンクでは
扱っていないという。代わりに銀行が振り出すBANKチェックを作れと言われた。

持っていった小切手を一度現金化したあとに(処理上)、その現金で銀行振り出しの
小切手を購入した形となった
(ちょっと英語が聞き取れないこともあり詳細不明(^^; )

無事、購入資金分の小切手をゲットし、あとは車をとりに行くばかり。

またまたSさんに同行してもらいディーラーへ

しかし契約して翌日に車乗って帰れるのもすごいな
さすがは車社会・車大国アメリカや!


あったあったありました!

新車が待ってたよ!

支払いと、最後の手続き(書類に何枚かサインする)を終え、車を引き取る。

このときも油断してはならない
注文した装備がちゃんとついているか?大きな傷がないか?
付属品等で欠品がないかチェックする。

よく見ると、フロアマットがなかった(^^;

しかし、今入荷待ちで来週ちゃんとくれるというのでひと安心。

最後に、セールスマンから車の使い方、注意事項を聞いて完了だ

インド人セールスと記念撮影


興奮してくると、ものすごい早口でまくしたてるのには、参ったけど
彼は信用できました。
変な駆け引きや、だましもしないし、しつこく薦める事もしなかった。
インド人らしく数字にも強く計算間違い等もなかったよ。


交渉等でいろいろお世話になったSさん。

イントレピッドクラブを結成した(現在会員2名(^^; )

Sさんのは、グレードが上の3500CCで、本皮仕様。かなりイケてます。

なかなかスポーティーなコックピット



さっそく、慣らし運転ついでに夜の高速をクルージング!

思った通り
静かでゆったりして、ちょっとふんわりした戦艦のような乗り心地
これぞネオアメリカン! ビバ! ボーン イン ザ U.S.A.

やたらデカいので駐車するのはちょっと大変だけど、やっぱりいいねえ〜
(アメリカ人もこの車はデカいって言うんだよね)

昔のアメ車のように、雲をつかむようなハンドリングかといえば、決してそうではなく
しっとりと、それでいてある程度クイックさも残す絶妙さは
明らかに、日本車やヨーロッパ車とは違いますな。

でも、このテイストがアメリカの道路にやっぱりあってるんとちゃうかな?

エンジンは2700CCのDOHC V6ですが、すごくスムーズで
気持ちよく吹けあがります。

なかなか気に入りましたイントレピッド!




おまけ



本日の晩飯
近所のスーパーで見つけた、冷凍ごはん「タイライス」
日本人にも違和感の無い味で、結構イケた
でも、タイの味はしなかった(^^;


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