３０１０５床屋へ突撃

２００３年０１月０５日

床屋へ突撃

海外生活で避けては通れないものの一つに、床屋がある。

アメリカの床屋に行って大失敗の大惨事になった話は列挙に暇が無い(^^;

だいたいパターンとしては

・アメリカの床屋に突撃
・気絶しそうなくらい短いか、見たこともないへんてこなデザインになって後悔する
・むこう一ヶ月間、友達に笑われる
・これに懲りて、高いけど日系の床屋にいくか、奥さんに切ってもらうか、自分で切る

というコースをたどる人が多いようだ(^^;

アメリカ人とは、髪質や頭蓋骨の形が違うため、うまくいかない。
そもそも短くアバウトにバッサリ切るので、日本的な細かく繊細な技は持っていない
などが原因のようだ。

もっともアメリカの床屋の値段は安く、そして早い。

こちらに来て、２ヶ月が経過し、すでに髪の毛もぼーぼーで限界にきていた。
そろそろ腹を決めて突撃せねばならない。

近所の床屋に突入しようか、どうしようかいろいろ考えた結果

フラッシングのアジア系の床屋に突撃する

決心をした。

理由として、値段が安い。日本人の髪質・髪型に近いものがあるだろうから
大きくはずすことはない、ということをあげたい。

まあ、推測なんですけどね(^^;

さっそくＮＹの新大久保こと、フラッシングに突撃した。
あいかわらず道ゆく車の運転は荒っぽく、ある意味マンハッタンより怖い

フラッシングに到着して、しばし町を徘徊する。

ここは大きくわけて、韓国系の街と、中国（台湾）系の街が同居している。
ということは、当然床屋も韓国系と中国系があるということだ。

前評判で、台湾系よりも韓国系のほうがちょっとうまい？と聞いたので（どんな根拠か知らんけど）
韓国系に行ってみることにした。

韓国ストリートを歩いていると(ホント、新大久保状態です）

おー！万国共通床屋のマーク発見！

２階にあり、店内が良く見えないが、ええいままよ！と店内に入ってみた

「×××××・・ミダ」

・・・・・・(^^;

全然わかんねーよ、何言ってんだか(^^;

韓国人のおじちゃんと、おばちゃんがやってる細々とした床屋だった
他に客は一人しかいなかった。
こんな感じ

店内では韓国のＴＶががんがん流れ、おいてある雑誌もすべて韓国モノだった。

しばし待たされたあと、ついに席に案内される。

「×××・・・・ミダ　×××ハセヨ　××・・・・・・・」

がはは・・・(^^;

とりあえず、「アンニョンハセヨ！」っと言ってみて、日本人だよと
言うが、英語もほとんどできないらしく、意思疎通が難しい

・・・・・・やばひ(^^;

なにか、韓国語で、どういう風にするか？
と聞いている気がしたので、

髪の毛を手で持って、実際に切ってほしい長さで、はさみのゼスチャーをしてみた。
ついでに「Not so short!」も連発しておいた。
（アメリカの床屋でこういわないと、丸坊主一歩手前までいくらしい）

すると、
「オッケーオッケーイラシャイマセー」

と、なんとかわかってくれたようだ！　

一歩前進！(^^;

オジサンは、おもむろに、切れなさそうなはさみを持ち出し、チョキチョキきりはじめた。
ドキドキする

と、いきなり根元からザクザク切り始めるじゃあーりませんか！！

（￣□￣；）!!

をい！

あわくって、良くみると、どうやらすきばさみで、すいているようだった。
はらはらするよ、まったく(^^;
しかし、豪快にザクザク切っていて、やっぱりビビる。

それが一通り終わると、いきなりバリカンを持ち出して、サイドから後ろにかけて
これまたザクザクとバリカンで刈り始めた。

刈り上げないかハラハラしたが、なんとか大丈夫のようだ。

それが終わると、普通の床屋はさみで、全体を整えはじめた。
全体的に、動きは荒っぽい。。。大丈夫かなあ～

襟足部分はどうするのかと思ったけど、ぬわんと！クリームもなんにもつけずに
かみそりで、いきなり、じょりじょり剃り始めた。。

をいをい・・・・・

痛いんですけど(^^;

ここまで所要時間１０分

続いて、シャンプーするか？と聞くので、一応頼んでみた。

シャンプーは、銭湯の洗面台みたいなところに連れていかれ、生ぬるい水で
これまた豪快に洗われた。ただ力強い洗髪で割と気持ちよかった。

ふたたび席にもどりドライヤーで乾かして、くしで整え終了
全所要時間２０分

はやっ！

これで１７ドルなり

仕上がりは・・・・・

まあまあかな。
大惨事にならんかったし、極端に短くもないし、思っていた形とはちょっと違ったけど
なんとかなる範囲でした。良かったよ

これが、行く前と、行った後の髪型比較(^^;