2004年11月14日

空母イントレピッド


そのうち行けばいいやと思っているうちに2年たっちゃいました・・
やっと空母イントレピッド博物館です

第二次世界大戦、ベトナム戦争と戦い抜いた長寿の空母イントレピッドが1982年から
ニューヨークで係留され、航空博物館として公開されていま す


マンハッタンのミッドウエストのハドソン川に、その巨体は横たわっている


デカい・・・

 

入場料を払ってさっそく中に行ってみよう



まずは、船体の格納庫へ
 
航空機などの展示スペースになっており、イベントなどを行うスペースもある


日曜という事もあり、団体客なども多く来ていた。
子供の団体グループとかもいたねえ

イントレピッドの模型

左は第二次世界大戦当時のもの
右はベトナム戦争以降のジェット機に対応した改造が施されたもの

船倉内にぎっしり並ぶ展示物
   




なぜか、9.11の遺物も展示されていた




カミカゼアタックを受けて炎上する、イントレピッドの絵


太平洋戦争時に、日本軍の飛行機を撃墜したスコア表だそうな・・


硫黄島占領時の有名なモニュメント


イントレピッドは、第二次世界大戦時、敵国日本を倒すために大活躍した空母として
位置づけられています。
また、二度の体当たり命中を含むカミカゼの幾度の攻撃を受けながら(大損害を受けつつ)
その度ごとに生還し、ベトナム戦争までを戦い抜いた勝利のヒーローでもあるわけです

日本人が見ると複雑な心境になる展示物も、アメリカ人にとっては正義とヒーローの証であり
毎年何万人もの老若男女がここを訪れ、展示内容が常識としてインプットされていることを
事実として知っておく必要があるでしょう。


飛行甲板に出ると、様々な時代の航空機が沢山展示されています

艦載機にこだわらず、まさにいろいろ・・・・
後方のマンハッタンの風景とのコントラストがちょっと不思議な雰囲気

   

F11 Tiger


こりゃ珍しい! なぜか旧ソビエトのミグ21が・・・


 

艦橋に上り、キャプテン室へ


キャプテン室後方にある操舵室及び無線室
 




TS2 Tracker と F3H-2N Demon
 

F16 Falcon


F14 Tomcat
 
トップガンでおなじみなアレだ



A-12 Blackbird

まさに黒い怪鳥だ
1962年に就航した世界最速のジェット機 最高速はなんとマッハ3.6!

 

でかいし、その異様な形状に圧倒される・・・








さて、最近の展示物の目玉の一つがこれだ!
コンコルド!

イントレピッドの隣に展示中

つい最近まで実際に飛んでいたが、騒音問題や経済性の悪さなどから廃止されてしまいました
ニューヨーク〜パリ間を3時間45分で就航し、マッハ2で衝撃波を残して飛び去っていた空の貴婦人も
今や退役してひっそり余生を送っていました・・・・

 
造形物として純粋に美しいものですな

ちなみにニューヨーク〜パリの正規往復航空料金は180万円だったとか!
乗客一人あたりの燃料消費率はジャンボジェットの20倍!
まさに桁外れや!

機内は狭いっす
座 席には透明保護カバーが・・

左右2座席づつで、シートピッチもエコノミーに毛が生えた程度
窓も異様に小さく、機内映画も無し
まさに、スピード最優先ってところか・・

コックピット


どうよこの堂々たるいでたちは!



また、コンコルドの隣には潜水艦も展示されています
 
本日は残念ながら中に乗り込むことはできず・・


結論: 航空ファン必見


戻る