2005年10月14日

メトロポリタンオペラ「アイーダ」

スポーツの秋、食欲の秋、、、そして芸術の秋 である
たまには、文化的なイベントも必要!と副隊長に連れられ、オペラを見に行くことにした。

オペラ
歌唱を中心にし演じられる音楽劇。16世紀イタリアにて誕生。管弦楽 を伴奏に扮装した歌手が
舞台上で演技を行う歌劇。語源はラテン語で「骨折り」の意味

だそうです。ん〜初めてみるとオペラなんて 
ドラム缶みたいなヒゲオヤジが腹の底から声を張り上げるシーンしか思い浮かばないが(^ ^;
何事も経験じゃ 行ってみようやないの

目指すは、NYメトロポリタンオペラの殿堂 リ ンカーンセンター

本日の演目は「アイーダ」 
オペラ作曲家のジュゼッペ・ヴェルディが58才の時に完成した古代エジプトを舞台にした傑作
で世界で最も親しまれているオペラのひとつだ。初演は1871年カイロで行われ大成功をおさめた。
NYではミュージカルでも上演されていたので知っている方も多いだろう。

若き武将ラメダスをめぐって、奴隷(元エチオピア王女)アイーダと、エジプト王女アムネリスが織り成す
悲恋の物語である。

出演は
Aida: Michele Crider
Amneris: Dolora Zajick
Radames: Salvatore Licitra
Amonarso: Lado Ataneil
Ramfis: Paata Burchuladze
King: Morris Robinson

となっているが、ラダメス役のサルバトーレ・リチートラは、ポスト世界3大テノールと呼ばれている
若きプリンスだそうで、かなりの人気らしい。

開演は8時で終了は12時 4時間 ながっ・・・
1幕から4幕までの4部構成となっており、大雑把にいうと40分の劇+20分の休憩の1時間を4セット
行うような感じだった。

当日、大雨の影響で高速道路が渋滞し、いきなり8時スタートに遅刻(^ ^;
遅刻すると、休憩時間まで場内に入る事ができない。がびーん いきなり挫折

場内の様子を中継している控え室(といっても結構でかい)に通され、そこで待機を命じられる。
8時40分やっと一幕が終わり、場内に入ることができた。

さて、オペラというと、正装していかなあかんのん?と思っていたが、とりあえずスーツくらい着ていった。


場内を見渡してみると、だいたい

・タキシード、ドレスなど                       10%
・スーツ系                                        40%
・ジャケットだけのビジネスカジュアル系  30%
・軽装(中にはGパン野郎もいた(^ ^; ) 20%

という感じだった。思っていたよりもカジュアルだったが、ビシっと決めた紳士淑女もおり、大人の社交場
の雰囲気が漂っていた。




場内はこんな感じだった



歌はイタリア語で行われており、何言ってるのかさっぱりわからないが、座席の前に翻訳表示機が
装備されており、英語の翻訳が随時表示される。こりゃ良くできてる。

歌のペースにあわせて、ゆっくり推移するのと、割と平易な表現が多いのでわかりやすい。

なお、ストーリーはあらかじめ予習して行ったほうが良い。全体的にゆっくり進行するのと
上記表示機があるので、予習していけばだいたいついていけるようだ。


 


はっきり言って



タ マげました


この声は本当に人間のものなのですか?
このデカい会場に響き渡るテノールとソプラノ

脳髄を直撃する魂の叫びとはこのことですか?

いや、本当に衝撃を受けました。これはすごい すごすぎるぞ これがオペラか!!

背筋に悪寒 全身の血 流が逆流 そして 鳥肌

参った 参ったぞ 

歌ももちろん、物凄いのだが、フルオーケストラの演奏もすばらしい 
またストーリーも面白くて、時間がたつのを忘れるほどだった

そして、壮大なスケールのセットも凄かった


4時間も居眠りせずに、見てられるかな?などと言うのは全くの杞憂に終わり
あっと言う間に感動のフィナーレを迎えた。本当に凄かったぞ。



カーテンコールでいつまでも鳴り止むことの無い拍手が続く


いやー本当にいいもの見せてもらったよ



結論: 一流のものは凄いな やっぱし


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