2006年05月014日

モバイルオーディオ研究室その5  FMトランスミッター


どんどん深みにハマっていく昨今ですが(^ ^; いかがお過ごしでしょうか?
さて、MP3プレイヤーやiPODを持っていると、次に考えたくなるのが車の中で楽しみたいという事だ。
せっかく何百、何千と曲を持ち歩けるのだから、車の中でも、、となるのは自然の流れだろう。
またこちらにいると、旅行や出張でレンタカーを借りる機会が大変多いので、そういう時もなんとかしたい。

今までは、車用に別に編集したCDを焼いて持ち込んでいたが、そんな手間もだんだん面倒になってきた。

iPODをカーステレオで聞く為に、一番手っ取り早いのが、カセットアダプタを使う方法か、FMトランスミッター
を使う方法である。いまどきカセットがついているカーステも少なく、当家の2台とも無し。
FMトランスミッターへと駒を進める

最初に買ったのがコレ


カーショップにぶらさがっていたのを、衝動買いした。30ドル前後だったと記憶している。
メーカー名や型番も無く、Tune-Free Audio FM Transmitterとボディに書いてあるだけ。
誠に怪しい(^ ^;

単四電池2本で駆動する。周波数は3つのディップスイッチの組み合わせで選択する方法で
合計14種類が選べる。

使ってみたが、思っていたよりも実用的になった。
まず音質はまずまずで、低音から高音まで結構でておりなんとか耐えられる音質。
無音時のノイズは少々あるがなんとか我慢できるレベル。

問題は、走行時のノイズだ。
ご存知のようにアメリカはFM放送局が多く、走っているとどんどんどこかの放送局がかぶさってくる
また、同じようにFMトランスミッターを使っている車が結構いるらしく、そういうのも拾ってしまう。
そうした混信時にノイズがどうしても入る。
また、混信した際に周波数を動かしたくなるのだが、これがディップスイッチ方式はめんどくさい。

ということで、常時使うには耐えられず、旅行時などに持っていって、たまに使うという感じだった。


次に買ったのがコレ


今度はネットでちょっと調べてから買った。
音質が良く、混信に強く、0.1MHz単位で周波数が変えられる、というBELKIN Tune CastIIという機種だ。
日本では5000円くらいするらしいが、こちらの通販で$30ちょっとで購入。

やはり単四電池2本で駆動する。
ディスプレイに周波数が表示されるので誠に見やすい。メモリも4つ可能だ。
オートオフにも対応しており、電源消し忘れの心配も無い。

かなり期待していたのだが。。。。

もしかして個体差なのかもしれませんが、、、いまいちでした。

まず、音量がエラく小さい。最初のやつと比べて半分くらい。音質もちょっと劣る。
なにより混信に弱く、同じ環境で最初のやつと何度も比べてみたけど、明らかにノイズが多かったです。
ガックシ('・ω・`) ショボーン



やっぱりFMトランスミッターは駄目かあ〜とあきらめしばらく興味を失っていた

が、iPODを入手してから、カーステで聞く熱が再燃して、またもや物色
eBayで発見したこれを落札した

名も無いバッタ品(^ ^; 4ドルくらいの激安トランスミッターだった・・・・どひゃどひゃ

しかし!これが良いのは

・シガーライターソケットから電源供給され電池切れの心配なし
・Dockコネクタを介して、iPODからの信号入力および、電源供給・充電が一発でできる
・0.1MHz単位の周波数設定 ディスプレイ付

と、値段の割りにかなりいいスペックだった。

使ってみて驚いたのが、電波は非常に強力で安定していることだ。
乾電池ではなく12V供給が効いているのかな?
明らかに上の2機種よりも混信が少なかった。
コード一本での接続も快適で、非常に使い勝手が良い。

ただ、惜しいことに

音質が、悪い・・・・ガックシ

なんか、2世代前の安いラジオを聞いているような、軽い音だった。
ん〜もう一歩なんだけどな  お蔵入り(^ ^;


しかし、この激安トランスミッターの思わぬポテンシャルに鼓舞され、ファイナルアンサーを求めて
再度調査の日々が続いた



そして



これでも駄目ならもう駄目!という一品を発見!


Monster iCarPlay Wireless Plus for iPod と長い名前のFMトランスミッター界の決定版だそうだ。
eBayで40ドル弱で落札。日本だと8000円くらいするらしい。

周波数は0.1MHz単位で選べるが、3つのプリセットに入れて使う。使用中にダイナミックには変更できない。
これがちょっと残念。ほかは機能的には上記バッタ品とほぼ同じで、iPODのDockコネクタを使って信号入力
と電源供給・充電をこなす。コネクタには金メッキを施し、こだわりを見せている。


さて、使ってみました。




( ̄0 ̄;)




マジでつか?

これは、上の3つとは全く異次元です。
音質がイイ! CDとまではいかないけど、普通のFM放送局で聞いている感じ。
言わなければFMということがわからないかもしれません。

無音時のノイズも少ないし(でもちょっとはある)、混信にも強い。

これは良い買い物をしました。さすがはFMトランスミッター界のファイナルアンサーざんす。



ということで、しばらく主力で使っていました。

ちょっと残念なのが、ワシの車(Dodge Intrepid)だと、アンテナが後ろにたっているせいか?やっぱり
ちょっとまわりの電波を拾いがちなんですな。
オデッセイのほうは、かなり安定していて、ペンシルバニアに旅行に行ったときもずっと使いっぱなし
だったけど、ほとんど混信に悩まされることなく使えました。


しかし、マンハッタンなどの都心部では混信が激しく、やっぱりちょっとカブってしまます。


相当いい線行ってるんだけど・・・・


やっぱりFMトランスミッターは、FMトランスミッター


限界あります



・・・・・・・



やっぱり直結しかない?



最近は、カーステレオでもiPOD READYとなっているものが増えてきた。
専用のコネクタキットを設置すると、カーステからDockコネクタがにょきっと生えてくるらしい。
でもカーステとキットを買い換えると300ドルとか平気でしちゃうんだよなー
さすがに痛い



そんな時に発見したのがBEST BUYの広告で見た、SONYのカーステ CDX-GT100
100ドルなのですが、ぬわんと!操作パネル前面にAUX IN端子(ステレオミニジャック)があるのだ。

こりゃ便利!iPODのイヤホンジャックから、ケーブル一本で直結完了だ


さっそくBEST BUYに行って店員に聞いてみたが、今のところiPODやMP3プレーヤーを直結する
のに一番安い方法がこれなんだそうだ。


ここは、漢(おとこ)として勝負をかけないといけない  と感じた(^ ^;


迷わずGOだ プププ


MP3/WMA CDが再生できるひとつ上のグレードのCDX-GT200を 選択し、即決購入した。
自分で設置しようかなとも思ったけど、ドツボにハマったら嫌なので、やっぱり頼んだ。

基本設置料は、本体価格(120ドル)に含まれていたが、必要な付帯部品などがいくつかあり
結局合計160ドルちょっとになってもうた。まあそれでも安いかぁ・・・

BEST BUYのオーディオ設置コーナーにイントレピッドを託す


うわ!かなりバランバラン 配線やカーステの取り付けにもいろいろ加工していた

こりゃ自分でやったら3万年かかりそうだす





じっと待つこと2時間(長かった・・・)






ついに、iPODは直結されたのだった


やった〜! うれぴー



やはり、直結はいい!
ノイズが無く、ダイナミックレンジが広く、低音から高音までキッチリすっきり出てるよ。
う〜たまらん なんぼFMトランスミッターが逆立ちしても勝てん

盗難防止のため、車を停める際にいちいちiPODを外して持っていく必要があるが胸ポケットに
入るNANOなので、あまり気にならない。それを補ってあまりある価値がある。

なお、シガーライターから電源をとって配線をすっきりさせるアクセサリなどもあり別途研究中。


ということで、車の中で簡単に1000曲いつでも聞ける環境が整った




結論: やっぱ最初っから買っとけば良かった?(^ ^;


戻る