2006年01月29日

携帯端末バージョンアップ


携帯の端末も2年以上使ってるとだんだん飽きてきて新しいのが欲しくなっちゃったりするんだな


Sony EricsonのT616という機種で2003年に大ヒットしたやつだ。
この当時は、アメリカでは意外と超小型端末がトレンドだった(日本はどんどん巨大化する一方だったような。。)
手のひらにすっぽりおさまるサイズ。これで巨漢アメリカ人のグローブのような手で番号打てるのかしらん?と
余計な心配をしたくなるほど小さい。胸のポケットに入れても苦にならない。便所で落とす心配だけはあったけど。
そうそう、あとキーがむき出しの機種の宿命だが、ポケットに入れていると、勝手にキーが押されてしまいいつの
まにか電話がかかってたりするんだな(^ ^; キーロックも面倒だし、このあたりも交換動機になりつつあった。

一応、10万画素くらいのデジカメも内蔵され、ブルートゥースや赤外線通信も実装。
ついでにアメリカ版imodeというべきmMODEも積んでいて、専用ウエブサイトの閲覧もできた。
当時としては最先端の機種だった。


さて、手っ取り早く気分を変えるには、Faceplateを交換するのが良い。

お顔を変えると、ガラっと雰囲気変わるんだな。

この手のFaceplateは、ルーズベルトフィールドなどのショッピングモールの通路などに良くでている携帯アクセサリー
屋台で入手できる。自分の機種を言えば、いろいろフィットするものを見せてくれて、頼めばその場で装着もしてくれる。
相場は$10だが、中華街やフラッシングだと5−6ドルであったりする。

ただし、中には粗悪品もあって、すぐ割れてしまうものや、プラスチックガラスの精度が悪くデジカメの写りが悪くなる
事もあるので要注意だ。
また、交換作業時に、中にゴミが入ることもあるので気になる場合は自分で作業したほうが良い。
(アバウトに作業するやつが多いんだな。やっぱし)

交換作業には、精密ドライバーが必要になるが、この機種の場合は特殊な先端形状のドライバが必要だった。
仕方なく買った(^ ^;

通販サイトでも買うことができる。たとえばこんなとこ ろ
自分の機種のFaceplateを見てみると、実にいろんな種類があって面白い。
上記のように交換に特殊工具が必要になる場合は、その工具も売っていたりする。


さて、この機種もそろそろ飽きてきたので、変えてみるかー と思いたった。
ところが! 端末機種変更がそう簡単にいかない事が判明した。

この端末を契約した当初はAT&T Wirelessというキャリアだったが、その後Cingularに買収された。
契約はそのままの条件で、Cingularに引き継がれたが、もし端末を変えると、契約も全部Cingularの最新条件で
契約しなおさねばならないそうだ。こりゃめんどくさい。
契約条件は昔のほうが良かったので、単純に支払い額が上がってしまう上に、変更時の端末の値段はべらぼう
に高い。

番号ポータビリティがあるので、現在の番号そのままで他のキャリアに乗り換える手もあるが、やはり条件を調べた
所、値段が上がってしまう事がわかり断念。


なにか方法は無いかと検討したところ、、、 あるんですな これが

まず、最近の携帯端末機には、SIMカードというICチップが挿入されており、このチップに契約情報や電話番号
などが保存されている。このSIMカードを抜いて、互換性のある端末に差し込むと、その瞬間から自分の端末と
して使えてしまうのだった。電話帳の情報をSIMに書き込む事も可能で、誠に便利なシステムである。

青 いのがSIMカード

SIMカードは、たいてい電池を外すとその内側に装填されており簡単に取り外しできる。

あとは、旧AT&T Wirelessの端末をどこかでゲットしてくればOKだ。
さらに、最近の携帯端末は、規格がある程度統一されており、GSMというタイプの規格にのっとった端末で
キャリア縛りの仕掛けを解除してあれば(業界用語でUnlockedという)使えてしまう。
もうひとつメジャーな規格でCDMAというのもある。これはGSMと互換性は無い。 
尚、GSMの周波数帯は、850/900/1800/1900とあって、米国の場合は850/1900MHzを主に使用しており
ヨーロッパは900MHzがメイン、アジアは1800MHzが多いそうだ。
この4つのバンドをすべて実装したクワッドバンド対応GSM携帯のunlock機を持っておれば、日本と韓国
以外のほぼ世界全域で、行った先のSIMを装着することで、使えるのだそうだ。誠に便利な世の中である。


さて、こうした端末がどこで流通しているかと言えば・・・・

eBayだ。

日本ではオークションといえばヤフーが一番メジャーだったと思うが、アメリカではeBayほうがメジャーなんだな。
仕組みはヤフーオークションとほぼ同じ。

入札に参加するには、まずeBayでアカウントを作る。次に、決済仲介システムのPaypalの登録も行う。
このPaypalというのは大変優れもので、取引相手と直接交渉しなくても、支払い処理や送付先の連絡など自動で
行ってくれる。また何かあった際の保証もある程度してくれる。こちらの口座番号なども相手に知らせる必要もなく
安全で便利だ。eBayのシステムと密に連携しており、落札したら、Pay nowというボタンを押すだけで、あたかも
普通のウエブショッピングする感覚で決済処理が終わってしまう。

なお、Paypal登録時には、銀行口座情報が必要だ。確認のため自分の口座に最初、2回にわたって小額振込み
があり、その金額を確認のためPaypalに通知すれば登録が完了する。

eBay及びPaypalの登録が完了したら、さっそく入札開始だ。
まずは検索してみる。

と、あるわあるわ旧AT&T Wirelessの端末よりどりみどろ(^ ^;
もちろん中古なのでそれなりにリスクはあるので覚悟は必要。
また、よくよく見てみると、Unlocked端末を専門に出してる業者とかもいて面白い(ちょっと怪しいけど(^ ^; )
最新の端末で別のキャリア専用の端末などもUnlockされて出品されている。

ある程度的を絞り、ウォッチリストに入れて様子を見て相場感を養い
いよいよ入札 どりゃ〜! ボタンを押す指に力が入る


そしてタイムアップ!


・・・・・


敗北(^ ^;

どひゃどひゃ



しかし、2回目の入札で無事落札した。

 
SamusungのE316という端末だ。

最新機種じゃないんだけど、丁度フリップタイプで小型軽量のが欲しかったので落としてみた。
デュアル液晶で、VGAカメラ付の端末としては、最軽量(85g)で誠に小型だ。
最近アメリカの端末も、機能がどんどん増えて大型化の傾向にあるので、最新端末で超小型を
探すのが難しくなってしまった。こういう時にも中古だと選択肢が広がってええのう。

Paypalで決済もスムーズに進み、落札後3日ほどで郵便小包にて出展者からブツが届いた。
内容物に問題が無かったので、eBay上の相手の評価をPositiveにした。
(落札して取引が完了したら、お互いに必ず評価を残しあう。この評価がたまっていくことで
その人(業者)の信用度の尺度となる仕組みだ)


さっそく電池を外してSIMを装着してみると、まんまと動作した ケケケ

電話帳情報も持ってこれたし、即使用可能。あーこりゃええな 便利便利


中古につき、外装にスクラッチ傷などもあったのでさっそくお顔を交換した

クールな感じになった(^ ^;

eBay内にも、この機種のアクセサリーが沢山出品されているので、必要に応じてバージョンアップ可能だ
面白いFaceplateもあるし、充電器やホルダー、交換用のバッテリーなどびっくりするような低価格で出ている。

話はそれるけど、eBayを良く見てみると、メーカーが型落ちの新品を自ら出していたり、リターン品を工場で
リファービッシュして格安で出品しているものもあった。
ん〜こりゃたまらん(^ ^; 余計なものを買い込まないよう十分注意したい(^ ^;


折りたたむと、T616よりも小型になる
 
もちろんSIMを戻せば、元の電話機も使える。
端末が故障した際のバックアップにもなって一挙両得や(なんのこっちゃ)



2月4日update

その後、この機種用のアクセサリーセットがeBayで出品されていたのを発見し、落札した

バッテリー、貼るアンテナ、ケース、ACチャージャー、車用チャージャーの5点セット
これら全部新品で、$2.49で落札した 300えん?? ( ̄0 ̄;)
送料いれても1000円以下だった どういうこっちゃ?

バッテリーだけでも普通3000円くらいしないか?

業者の評価を見ると、ぽつぽつやばい評価もあったけど、値段も安いしいいやと思って落札した
8日くらいしてブツが届いたが、確かにすべて新品だった。
まあ、全部メイドインチャイナのバッタ品みたいだったけど(^ ^; バッテリーや充電器もちゃんと動いたし
使えればOKだ 

すげーよ eBay おそるべし!



2月18日update

またやっちゃった(^ ^;
 
漢(おとこ)なら一度は、Unlock機を手にしたい(^ ^; とのおもひにかられ、落札してしまいました・・
MotorolaのPEBL U6という割と最新機種です。
Motorolaは昨年RAZRという超薄型の端末で大ヒットを飛ばし業績も絶好調、その後継にあたる機種が
このPEBLだ。RAZRに比べると厚いし重さもちょっと増しているのだが、どちらかというとデザイン重視の
機種といえよう。VGAカメラとBluetooth対応だがそれ以外特に目新しい機能などは無い。

現時点でUSAではこの機種、T-Mobileというキャリアからしか発売されていないが、Unlock機なので他の会社の
SIMをさせば、やはりそのまま使えてしまう。また、GSMの4つの周波数帯をカバーしたクワッド機と呼ばれる
ものなので、日本と韓国以外は世界中どこでも使える。
ローミングもOKだし、現地で安いプリペイドSIMなどを購入してすぐ使う事も可能だそうだ。
日本と韓国だけが、携帯電話の世界標準と別の方向に進化しちゃってるんですな・・・・




結論: 余計なモノ落札注意報発令中(^ ^;


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