2007年09月09日

全米オープンテニス2007 その2


さて今年も盛り上がった全米オープンテニスだが、3回も見にいっ ちゃった元テニス少女の
副隊長のレポートをお送りします
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友人Sちゃん、その昔テレビで見たあのU.S Openの地にせっかく来ているのだもの、
どんどん行きましょーよ、ということで、また、U.S Openを観に行きました。



この日もナイトゲームを鑑賞。 まず、男子シングルス準々決勝。
モーヤ vs ジョコビッチ。
さすがトップクラスの男子選手。 120mphをこえるサーブの連続。
ポイントを取られたらすかさず取り返し、互いに一歩もゆずらず、するどいショットの応酬で
拮抗したゲームの連続。
しかし、本当は、ナダル、ジェームズブレーク、フェデラー、ロディックを見たかった私たちとしては
ランキング3位のジョコビッチとはいえ、正直いささか物足りないカードではありました。

実は、今日の本命は、この試合の後に予定されている過去のUS Open 優勝者対決カード。
「ナブラチロワ VS ノボトナ」 戦です。そう、 あの神様ナブラチロワのご登場。
そして、ノボトナ。伊達選手との戦いを思い出させます。
トーナメントから見ると邪道な、まったくの余興の試合なのですが、
いいの、いいの、神様ナブラチロワのご勇姿が拝める方が私にはずっと大事。

で、ナブラチロワ戦に備えて、その前にお土産などチェックしておきましょうと、
試合中にも関わらず、ちょっと外へお散歩に出かけました。
ふと、練習コートのほうを目を向けると、するどいショットの応酬が見えます。
おや! これは、もしや誰か有名な選手が練習しているのか?
と、足を運ぶと......うーん誰だろう??


「あれ、ナブラチロワじゃん。」とおもむろに隊員A。
「あっそう。。えーーー!!!」
ほ、ほんとだ。あの神様ナブラチロワではありませんか。


今、目の前で、まさに手の届くようなところで、テニスの練習をしている。声を発している。
えーーいったいどういうこと。信じられらい。

私は、あなたがあの珍妙な縦じまワ ンピースウエアを着ていた頃からお慕いしております。
ど、どうしよー。落ち着かなくっちゃ。

まず、隊員Aに写真撮影を依頼。それから、今、一人でモーヤ vs ジョコビッチを観戦しているSちゃんに
電話して、ここに来てもらわなくっちゃ!あー電話が通じない。Sちゃん!お願い携帯に気がついて。
あーー駄目だ。何回電話しても通じない。あーそれから、隊長にも知らせなくっちゃ。
あーーパニック

あれっ。練習が終わっちゃった。 どうしよう!そうだ、隊員A。今また、君の力を発揮するときが来た。
サインゲットにしてきて。お願い!


過去、全米オープンでは、杉山、浅越、グラフ、アガシとサインをゲットしてきた当家きってのサインとり名人
隊員Aがまたしても金星をあげる!!

やったぁー信じられない。

何、次は、隊員Bまでも。
隊員B「Could you sign here?」とおもむろにチケットを差し出す隊員B (結構失礼な言い方だ(^ ^; )
ナブラチロワ「What is a magic word?」
隊員B「.... Please」
あの神様ナブラチロワと我が隊員Bが会話をしたーーー! 
もう、あまりのできごとに茫然自失。写真をとるのも忘れてしまいました。


夢心地のまま、席に戻る。聞けば「10時半までに前の試合が終わらないと、今日の試合はないのよ。」と
神様ナブラチロワがおっしゃていたと。これは、なんとしても、この準々決勝は10時半までに終わってもらわなければ。
若いジョコビッチに若干分があるように見えるや、皆、いっせいにジャコビッチの応援。
モーヤが優勢になると、皆、いっせいにモーヤの応援。 どちらが勝ってもいいから10時半前に終わって。
応援の甲斐あり、無事10時半前にジョコビッチはの勝ちで試合終了。

試合後ジョコビッチは、シャラポワやナダルのサービスの真似をしたりして、おちゃめな面を見せてくれました。
顔は、まるでMroon5のボーカリストのようなまじめな顔をしているのに。
でも、ジョヨコビッチもきっとそのうち、サービスの前、10回ボールバウンスを誰かに真似されるでしょう。

さて、ついに来ました。お待ちかねのナブラチロワVSノボトナの試合。
しかし、残念ながら公式戦ではないために、多くの方がご帰宅。ま、しかたないわね。

そこで、Sちゃんとコートサイドの席に移ることを画策。レギュラーチケットを見せると黄色いチケットをくれ、
それを持っていると空いている席に座らせてくれる。ゲート6へ行くように言われる。
ゲートで、サイドチェンジになるまで待機させていると、スタッフの人が
「どこに座りたい?」
(そんなこと聞かれても)
「どこが一番いい席か知ってる? ベースラインの後ろだよ。」と教えてくれました。

サイドチェンジになり中に入れてもらうと、ちょうどベースラインの真後ろがあいていました。
すかさず、Sちゃんと着席。 
で、ふと気がつくと、
「えっここって...、土曜日に来たとき、ヤンキースのアレックス ロドリゲスが座っていた席 だ!」
しばらくして、隊員Aと隊員Bも隊長と別れて、私たちの横に合流。
まさに目のまん前で、手の届くところで、飛び散る汗が届く距離での観戦。興奮しっぱなしの4人。



スピードも精度も全盛期の現役の時とは比べようもないけれど、それでも、さすが昔の王者。
随所に素晴らしい技を見せてくれました。公式戦ではないので、観客の声に応えたり、おふざけをしたりなど、
会場が一体となり和気藹々した雰囲気の中での試合でした。



セットカウントが1-1になり、また夜12時を回ってしまったので、3セット目は10点先取戦。
ナブラチロワが勝ち無事終了。Sちゃんと隊員AB共にサインゲットに走って行きました。
ノボトナは、負けてしまったのであっさり退場。でも、その中でもSちゃんと隊員Aは、共にサインゲット。やるなあ。

 

ナブラチロワは、一人でも多くの人にサインをあげようと、残ってずっとサインしていました。
中には、不届きものがいて、靴を差し出してサインをお願いしている人がいましたが
びっくりした顔をしながらもサインしていました。

また、横入りしてくる人には「そんな自分勝手なことをしてはだめ。」と諌めていたとか。
プレイヤーとしてすばらしかっただけでなく、またすばらしい人格者であることもわかりました。
Sちゃん、隊員A、B共にまたサインをゲット。さらに、さらにSちゃんは握手、ウインク2回のおまけつき。うらやましぃーー。

ナブラチロワ様 永遠なれ


U.S openの続き。。
昨日ですっかり燃え尽きてしまった私たち。でも、まだもう一日チケットを買っていました。
今日は、男子ダブルス決勝  と女子シングルス準決勝 の2試合。それから、往年のUS Openチャンピオンシリーズ その2で
ハナ マンドリコワが出場するミックスダブルスがあります。

まず、はじめは練習コートをチェック。おーエナンとクズネツォワが練習している。でも、遠くだ。
そうか、昨日のナブラチロワのサービスだったのね。真剣に練習するなら観客はじゃまだものね。
  

さて、男子ダブルス決勝を見る前に、ハナ マンドリコワの出場するミックスダブルス。
他の出場者は....うーーむ知らない人ばかりだ......。

あれ? 想像していた顔と違ったハナ マンドリコワ。あれ?? 誰と間違えてしまったのかなあ。
でも、見覚えのある顔ではありました。
 
ペアを組んでいる男性が膝を痛めていて、全然試合にならず。4人のサービスが一巡した所で試合終了。
あららら......。なんということ....。

さてと、男子ダブルス決勝戦を観に行こう。
あらら....「決勝戦」というのに人が少ない。 ダブルスってそんなに人気がないのかな?

ダブルスなのに、サーブをセンターから打っていたのにはびっくり。
前衛は、座り込んでサーバーにブロックサインを送っている。
そういえば、ダブルスの試合をまじめに見た事が久しくなかったものね。
こんな陣形があったなんて、勉強になりました。

さて、次は、女子準決勝  クズネツォワ VS アナ チャクベターゼ 
最近、ほんとロシア勢の成長が著しい。しかし、名前を覚えられない。^_^;;


最後は、 エナン vs ヴィーナスの対決。この前に、セリーナも破っているエナン。


セリーナの雪辱なるかヴィーナス。 テレビで見るより、細くて足が異常に長いセリーナにびっくり。

そして、サービスの早さ。 120mph も出るなんて、ほんと男子顔負けのパワー。
でも、パワーだけでは勝てないことを証明してくれるのはエナン。
エナンは足の速さ、膝の柔らかさ、瞬発力、肩の強さ。どれをとっても、目を見張るものがあります。
コートの外に追い出されても踏ん張って、また、すぐ戻ってくるなんて人間技ではありませぬ。
それに、どうして片手であんなにすごいバックが打てるのでしょう。
結局、会場の応援むなしくエナンの勝利。 いい試合を見せていただきました。






閑話休題 

その1
昨年の大漁をうらやましげに見ていたきたがっていた隊員A Bを連れて North Portへ魚釣りへいってきました。


今回は、まだ、夏休み中であったために、停泊しているヨットや人が多数いたため、昨年のお気に入りの場所では釣り糸がおろせず
桟橋で場所を確保。しかし、時々ヨットがこの桟橋に停泊しににやってくるため、その都度場所を微妙に移動しなければならず、ちょっと大変。
満潮が午後2時だったので、途中で餌を購入しながら、12時過ぎ位に着く予定ででかけました。
始めの1時間は、まった釣れず、魚の気配なし。 1時過ぎた頃から餌をとられはじめ、魚の気配がちらほら...
ついに、まず副隊長一匹!やったー!それから、魚釣りの名人友人P氏。

満潮の午後2時を迎える頃には、あちこちで釣り糸をたらす人が見受けられましたが、
しかし、それほど釣れているようには見えず...。


しかし、3時を過ぎたころから、まず隊員A!それから、隊員B! 隊員Bははじめてのゲット。よかったね。

それから、P氏。副隊長とまた、隊員Aに隊員Bと連続ゲット。ふたを開けてみれば、全員で19匹の大漁ゲット。
魚が釣れれば、本当に魚釣りって楽しい。
フライなどにして、美味しくいただきました。


その2
ヤンキース VS レッドソックスは見たけど、イチローのマリナーズ戦はまだ。
というわけで、観に行ってきました。 駐車場は、いつものE161 st 沿いコンコルドモール。$20なり。
最寄のゲートは、2。



昨日出場していた松井は休養のためとかで出場せず。せっかく松井を見に来たのに可哀想なSちゃん。



イチローは、不可解な判定に激怒したり、ふがいない自軍のピッチャーにあきれているのか
なんとも不満げな雰囲気がありあり。
センターからホームへの見事な投球を見せてはくれたけど、ヒット1つで、今ひとつの活躍でした。
結果は、10-2でヤンキースの圧勝。ア・リーグのワイルドカード争いは、断然ヤンキースの有利になりました。




その3
イサムノグチ美術館
「行ってみたい美術館があるんだけど..」「えっどこ?」
「日本にいる時テレビで見たの? イサム ノグチっていう人で。」
「行ってみようじゃありませんか。」
ということで、ロングアイランドシティにある「イサム ノグチ庭園美術館」へ行ってきました。

美術館の玄関の前の道路に停められなかったので、近くのコスコの駐車場に停めました。
詩人で日本人の父とアメリカ時の母との間に生まれ、どちらの国にも帰属できず葛藤した彫刻家イサム ノグチ。
この美術館は、作家自らによって、自分の作品を展示するためにデザインされた全米唯一の美術館だそうです。
 
そのせいか、建物と作品がとても調和がとれており、また、単一の作家の作品ばかりなので、館全体で統一感があるせいか、
不思議なくらい落ち着ける場所です。また、石という存在自体が心を落ち着かせてくれるのかもしれない。

石になりきってみました。
 


オブジェの一部になってみました。
 

イサムノグチについて、もっともっといろいろ知りたくなりました。


結 論:堪能! 


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