2006年12月21−27日

カンクン紀行

当家の本年度最後を締めくくるイベントは、メキシコのカンクンへの旅行だ。
実は、元々昨年末に企画していたのだが、超強力なハリケーン「ウイルマ」によって、カンクン一帯が
壊滅的な打撃を受け、目的地変更を余儀なくされた。
それで、去年はバハマ に行って、それはそれで非常に良かったのだが、ハリケーン後復興してきた
カンクンへの思いは募るばかり。。。 ということで今年はリターンマッチを企画した次第だ。

例によって、予約関係はすべて副隊長にお願いし、往復航空券(ジェットブルー直行便)およびホテル
(カンクンリゾートエリアにある、オムニホテル)がおさえられた。21日出発27日帰還の6泊だが、
クリスマスにかかっているので結構高かった。まー仕方ないか〜


■■ 日程 ■■

1日目 出発〜到着 ホテルのプールで泳ぐ
2日目 ホテルのプール&ビーチでのんびり
3日目 マヤ遺跡探検(チチェン イツァ)
4日目 マヤ遺跡探検(コバ、トゥルム) シェルハー(マリンパークでシュノーケリング)
5日目 マヤ遺跡探検(レイ)、ダウンタウン探訪、買い物
6日目 イスラムヘーレスツアー(沖の小島)
7日目 帰還

3日目〜6日目までの4日間は、レンタカーを借りて自力で移動した。


■一日目 12月21日(木) 晴れ  : 出発〜到着 ホテルのプール で泳ぐ

朝4時起床 4時半出発 JFKロングタームパーキングに駐車して5時半には
ジェットブルーの国際線チェックインカウンターに到着。
混雑もなくスムーズにチェックイン完了した。らっきょ〜!

フライトは8時15分で、若干遅れたが約4時間のフライトの後、メキシコはカンクン
に到着した。NYから1時間戻る時差があるので、到着はまだ午前11時半だった。 楽勝やー


さすがカリブの南国!気温は25度くらいありちょっとむしむしする。
冬のNYから来るとまさに南国天国状態だ。浮かれてきた

さて、空港に降り立ち、荷物をピックアップした後は、まずホテルへの足を確保しなくてはならない。
両替所で、ドルからペソに少々替えると、その先には、客引きがたむろしていた。
「セニョール!タクシーならこっちだよ」
いかにもあやしげ・・

客引きの合間をなんとか縫って、インフォメーションカウンターなるところにとりあえず
行ってみた。ここでホテルまでの行き方を聞く。
親切に教えてくれた。シャトルバスは一人9ドルだが、4人いるなら、40ドルのタクシー
を使ったほうが、値段がそう変わらない上に、直行するので早いとのこと。
シャトルは乗合なので、あちこち停車するうちに倍以上の時間がかかることがあるらしい。
タクシーもシャトルも固定料金でメーターは無いそうだ。

情報を仕入れたところで、タクシーを確保しにいこうとすると、カウンターのおっさん突然
ニコニコして「いい話があるん だ。セニョール」ときた。
なんでもオッサンの提携しているホテルのプロモーションプランで、今なら沖の小島の
ツアーが無料、しかもそれに申し込むと、今回のタクシー代も払い戻し!してくれるという。
なんだそりゃ?そんな美味しい話あるわけね〜つうの

案の定、とりあえず、あとで戻ってくるから、今、俺に予約金40ドル払えとかほざいてるし
ヤレヤレ。。。 こういうのにつきあってるとキリがないので、無言で立ち去る

その先にやっとタクシーカウンターを発見
最初っからここに行けば良かったんだな。
しかし、ここでも激しい客引き合戦が展開されていた 東南アジアみたいだな・・・
一応40ドルの固定料金であることを確認し、その場で先払いしてバウチャーをもらう。
やっとタクシーに乗れて、一路ホテルへ。




空港からホテルがならぶリゾートエリアまでは、約20分の一本道だ。
割と気さくな運ちゃんから、いくつかのスペイン語を教えてもらう。

ほどなくして、ホテルに到着。チップを2ドルほど渡す。
今回ホテルは、オールインクルーシブではなく、素泊まりプラン。
部屋は17階のラグーン側で、結構景色も良かった。

 

テラスからは、ラグーン側の風景が見えた
 




荷物をほどき、さっそくプールや海にいってみよう!

 
典型的なビーチリゾートホテルで、いくつものプールやジャグジーがあり
バーなどの設備も整っている。



プールの先に、すぐホテルプライベートビーチもある。


おお!ものすごい綺麗


まさに、カリブのエメラルドグリーンの美しい海が広がっている。
やったー 来たかいあったよー




しかし、ちょっと残念なことに今日は高波で遊泳禁止。
ちょっと波うち際につかる程度にとどめて、今日はプールで遊ぶことにした。

 

プールの水は、入る瞬間ちょっと寒いけどすぐなれた。
さすがに真夏ではないので、かんかん照りというわけではないが、日差しは
強くまぶしい。暑くも寒くもなく、ちょうど良い加減といったところだ。

プールやジャグジーにつかり、のんびり昼寝したりして午後の時間を過ごした。



芝生で隊員Bが突如珍しい生き物発見!
あれれ これってイグアナでは?



野イグアナ
がふらふらしとるん?? うえー 初 めて見たよ 野イグアナ
なんか、大人しそうだった。恐竜みたいでかっこいいなー

 
ビビりながら、近づく隊員AとB



ジャグジーなんかも入ってみた


日没は5時すぎで、やはり冬なのでちょっと早め
しかし、日没後も気温は22度以上あって湿度もあり南国っぽかった。



夜、夕食を食べにいこうと思ったら、隊員Bが遊び疲れたのか寝てしまい
あえなく断念。仕方なく、隊長と隊員Aで、ホテルの前にあったフードコート
に出動し、サブウエイでサンドイッチなどを買って部屋で食べた。

この界隈は、非常にアメリカンナイズされており、アメリカによくある
ファストフードや、店がそこここにある。
英語もまあまあ通じるし、USドルも結構使える。
なお、メキシコペソは、USドルの約1/10単位で、表記はなぜか$だ。

そのため、コーヒー一杯$40とか書いてあって、最初仰天したが、これは
40ペソという意味で、要するに4USドル程度ということだった。

リゾートエリアは結構物価が高く、アメリカの都会と同じくらいかもしれない。
まーしょうがないか。



■二日目 12月22日(金)  晴れ:ホテルのプール&ビーチでのんびり

今日も朝から快晴の良い天気
ホテルのプールやビーチで一日のんびりすることにする。



キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


さっそくビーチに繰り出してみると、昨日よりもさらに気温が高く
真夏の雰囲気 ただ残念ながら波が高くて遊泳禁止フラッグが出ている
が、かまわず泳いでいる人多数につき、当家も入水を決意(^ ^;

海水温度は結構高くて楽勝 プールのほうがちょっと水温が低いくらいだ



高波に身を任せざっぷーんと、波にもてあそばれる
 
たのすい!! これぞ海水浴  どひゃどひゃ

隊員たちも大喜びで波間に突撃していた
ひとしきり、海で遊んだあとは、プールにいったり、昼寝をしたり
本当にリラックスしてすごせた

昼は、ビーチ際にあるレストランで、メキシカンなランチを・・
タコスや、ラップ、メキシカンシーフードスープなどを頼み堪能



また、海にいったりプールで泳いだりして夕方まで過ごした

夕日もとっても綺麗だった





■三日目 12月23日(土)
 晴れ時々スコール: チチェン イツァ(マヤ遺跡)

カンクン3日目 今日は今回の目玉の一つである、マヤ文明遺跡探検だ。
カンクンから日帰り距離内に、いくつか有名な遺跡があり、各種ツアーなど
も出ている。

が、団体行動が極度に苦手な当家は、迷わずレンタカーをチョイス
しかし、このレンタカーひとつ借りるのにも、いろいろメキシカンな
トピックがあったのだった。。。

まず前日の昼に、ホテルに入っていたアラモレンタカーのデスクに予約に
行った。翌日朝から3日間で予約を頼むと、

「セニョール、いいプロモーションプランがあるんだ。今日の夕方もう一度
ここへ来てくれ。そうすれば今日の夜から追加料金なしで車貸してあげるよ」
とのこと

お、こりゃ気がきくなーと思って、夕方行ってみると
「セニョール、ごめん。今晩からOKな車は無かった。やっぱり明日の朝8時
に来てくれ。アディオス」

なんだそりゃ(^ ^;

まーメキシコだしそういうこともあるかーと思って、本日の朝8時にレンタカー
デスクに行ってみると

・・・・

誰もいない(^ ^;

どひゃどひゃ


待てど暮らせど誰もこない

45分ほど待ってあきらめかけた頃、昨日とは違う、アンドレザジャイアント
みたいなおばちゃんが、おうように登場した。

ちんたら書類の用意をするおばちゃん。
やっと鍵を受け取ったらすでに9時を過ぎていた。
そんで、いっしょにホテルの駐車場のレンタカー置き場にいくと。。。



無いんです 車が  どひゃどひゃ (^ ^;



おばちゃん、携帯電話で事務所となにやら確認する

「あ、ごめん。あんたの車は別の場所にあったよ。これから迎えが
来るからそれに乗っていっておくれ。アディオス」

をいをい・・・ (^ ^;

さすがメキシコや! 驚かへんで・・

さらに待つ事20分
やっと迎えが来た。こんどは、おじーさんだった。
ほとんど英語できない感じ どひゃ・・・ひゃ (^ ^;

おじーさんの小さい車で、しばらく走り、別のホテルの駐車場にてやっと
車をピックアップ。シボレーの小型車だ。やけに小さい
しかもかなり走りこんでおり、ポンコツ感が漂っている・・・

なお、スタンダードクラスを選ぶと、ラジオも無いマニュアル車が来る
それはいくらなんでもさびすいので、ステレオ付のAT車にした。

最後に、おじいさんより

「セニョール、ガソリンは、、ん〜大体半分だな(どうみても半分以下)
んじゃ、返す時には、半分入れて返してくれ。アディオス」

・・・・・・・

をいをい 半分入れて 返すっていったい?? (^ ^;

すげーメキシコ!! お、、 おどろか へんで (^ ^; 

ようやくクルマをゲット

やっと走り出す すでに10時すぎ・・

NYでインチキくさい出来事にはすっかりなれている当家だが、やはり
新鮮な驚きを禁じえない。が、ここはメキシコ 郷にいれば郷に従えだ

・物事、間違いが起こって当然 なんでもアバウト
・時間の感覚がまったく違う 2時間遅れはあたりまえ
・観光客からボろうとする悪人が跋扈する

という事を、前提条件として、いかにトラップにかからずに自己責任の元
自分の思い通りに行動できるか?というゲームだと思えばよい

また、それでも どつぼにはまってしまった場合は、良いネタ話ができた(^-^)
と、デンとかまえる姿勢も重要だ。ここはメキシ コ!セリョール!



iPodとFMトランスミッターがあれば、いつでもお気に入りの音楽が聞けるで!


さて、一路本日の目的地 チツェンイツァへとこまを進める
道路標識や行き先がすべてスペイン語で、表示もいまいちわかりづらく
いきなり間違えたが、、基本的に一本道なので簡単だ



料金所なんかも出現


なんとか180号線に乗り、あとは約200キロ西に進むだけ
さて、ガソリンが半分では心もとないので、そろそろ給油しとくかあ
と思ったが、高速道路いくら走れど、ない・・・


やっと看板が出てくる


ガソリンスタンドは150キロ先

・・・・・


どひゃ  どひゃどひゃ(^ ^;


すげーメキシコ 恐るべし(^ ^;

まーなんとかもつやろ
と、楽観的にいく

平坦で変化が無い直線路をひた走る
時々、昨年のハリケーンの爪あとか、倒壊した建物の残骸や、枯れ木の林が見えるが
なんとも退屈なドライブだ。
道路の状況は思ったよりは良く、荒れも少ない。うねってはいるけど・・
時々えらく飛ばすドライバーがいたが、しっかりパトカーにつまかっていた

制限速度の110キロプラス10キロくらいにとどめておいたほうがよさそうだ

途中突然スコールが来るがすぐやんでしまい、また晴れとなった



さて、いよいよガソリンが底をつきかけた頃、やっとガソリンスタンドが見て
ほっと胸をなでおろす。ガソリンは本当に気をつけたほうがよさそうだ。

一応サービスエリアみたいになっており、食堂みたいなのもあるが、なんか
地方のドライブインみたいだな・・
せっかくなので、突撃
 

全然英語通じないし、何売ってるのかもよくわからなかったが、身振り手振りで
タコスらしき物体を注文 1個70円くらいと安かった
素朴な味で、すげーうまくて感激!おお!メキシコ〜!って感じ

 

しかし、つり銭をちょろまかされろうになった
油断もスキもあったもんじゃないな すげー!メキシコ どひゃどひゃ(^ ^;

腹も満たされ、ガソリンも満タンになり、一路チツェンへ
結局なんじゃかんじゃで3時間くらいかかってやっと到着した。
1時すぎだった。




世界遺産のチチェンイツァ
さすが、有名観光地らしく、人がたくさんいてびっくりする。
日本からの団体ツアーらしき軍団も何組かいた。

チケットを買い、突入


まずは、新チチェンエリアへ



マヤ文明とは、古典期にメソアメリカで栄えた一大文明で、大きな川も無い密林の一帯に、巨大な
建造物と高度な文明を築き、忽然と衰退してしまった謎多き文明である。

ここ、チチェンイツァは、AD500−600年頃に最初の隆盛が起こり、その後南部に移動
その後、トルテカ文化が融合した新チチェンがAD900−1200年頃再びここに居を構え
1200年を超えてからマヤパンに滅ぼされたといわれている。

マヤ文明は謎が多く、マヤ文字も完全に解明されてない上に、子孫へもその文化と歴史は口述伝承
でのみ伝えられ、今なお発掘が各地で続いているという。

チチェンイツァ遺跡は、新チチェンエリアと、旧チチェンエリアに別れ、数キロ四方の広大な土地に
広がっている。全部見るには3時間はゆうにかかるので、余裕を持って行動したい。


まずは、新チチェンエリアから攻略だ


最も有名なのはこれだ!


ば〜ん!


カスティージョ(ククルカンのピラミッド)

高さ24m 9層からなり 91段の階段が4面で364段 これに頂上の一段を足して一年365日を表すという。
驚いたことに、このピラミッドの内部にはもう一つ小さなピラミッドがある。
北側の壁面から手を叩くと、トルテカの神 ククルカン(羽のついた蛇)の鳴き声が聞こえる
(確かにやってみたら、拍手が反響して不思議な音が返ってきた)

さらに、春分と秋分の日には、ピラミッドにあたる太陽の光と陰により、ククルカンが地球に降臨する姿
が映し出されるという。このときには今でも何万人もの人が集まる。

もちろん、天文学と数学に長けたマヤ人はこの自然の壮大なからくりを計算してピラミッドを建築している
まさに驚異としかいいようがない。

すごい急角度の階段 
 

行った時は登頂禁止でした






裏側にまわってみると、ハリケーンの影響か大分階段が崩れてきていた
 

こりゃ確かに危なくて登れないよ・・

戦士の神殿


千本柱
 


 







次に、森の中を抜け旧チチェンエリアへ・・・



お、 まだ青いバナナがふさふさと・・・

途 中、なぜか洞窟なんかを探索したりして


旧チチェンエリアに到着

大司祭の墓

かつては、柱に囲まれた神殿と深い空洞があって、そこから人間や鹿の骨などが発掘されたそうだ


階段のたともには、ククルカンが一対に存在

 



ちょっと閉口したのが、移動する道すがら一帯に並んだみやげ物屋

さすがは一大観光地だ 呼び込みがうるさい・・・

赤い家と呼ばれる神殿
 


こちらは鹿の家

内部に鹿の絵が沢山書かれているのと、発見時に鹿の骨が多数発掘されたという




そして、旧チチェンの目玉はこれ


カラコルと呼ばれる天文台

 


観測所の窓から星の観測が行われ、東西南北のドアから差し込む太陽光の角度を厳密に測定し
マヤカレンダーが作られたそうだ。

マヤの天文学の正確さは驚異的であり、現代我々が使っている、暦(グレゴリオ暦)よりもさらに正確な
暦を使っていた!(一年の長さを365.2420日とし、実際の誤差は0.0002日!)
さらに、月が地球を周回する時間や金星との会合周期についても正確に知っていたし、33年先の日食を
正確に予想することもできた。

どうしてこれほど高度な文明が突然途絶えてしまったのか、いまだの謎は深い。。。

なお、恐ろしいことに、マヤカレンダーは2012年の12月23日に終わってしまっている。
その時に「時間の概念が無くなる」とも言われている。
ある研究によると、地球が宇宙のフォトンベルト(光子による高エネルギー帯)の中にすっぽり入り磁気の影響
などを多分に受けるのが、まさにその2012年12月23日なのだそうだ。。。
この時何が起きるのか? 何も起きないでほしいものだが


ところで、隊長が小学校の時に愛読していた本は、学研のジュニアチャンピオンコース「世界のなぞ、世界のふしぎ」
であり、今でも手元にある(隊員Aに譲られた)

この本 今読んでも面白い

世界中の不思議な出来事がつづられたこの本は、少年時代の隊長の目を輝かせ、想像力をふくらませた。
記述を隅々まで覚え、学校の友人と常日頃より話題にしていたことを思い出す。

この本の中に、マヤ文明の謎についてのページがあり、この天文台のことも載っていてよく覚えていた。
いつか、ここに行って自分の目で見て、足で踏みしめてみたい、と思いを馳せていたが
今、その夢がかなった。 誠に感慨ひとしおである。

 



確かにこの地に来た! この目で、あの本にあった天文台を見た!


尼僧院




付属の尼僧院
  
最も美しく調和の取れた建造物といわれる。

 



ここをマヤ人から買ったフランス人が、中に財宝があると思い込み、いきなり爆破した跡の穴
荒っ ぽいことやりまんな。。。。


旧チチェンを後にして、再び新チチェンエリアに戻った




金星の台座
 



聖なる泉
 


水不足に苦しんだマヤ人は、神に生贄をささげることでその危機を乗り越えようとした。
この泉には、生きたまま生贄が投げ込まれたという。少女などの遺骨が何体も発掘されたそうだ。


ジャガーの神殿
 

中央に置かれたジャガーの置物は、聖なる動物と考えられていた


球戯場


重さ1キロ程度のゴムボールをこのリングに通すとゴールだったらしい


ここでの競技は宗教的な意味合いも含まれていたという説もあり、勝った戦士が自らの首を神にささげる権利
を得たとも言われている。




最後に、もう一度 カスティージョを拝んでおくことにした

 
隊員A&B 恒例のパフォーマンス





大満足 本当に来てよかった
密林の中に、これを突如発見した人はさぞかし驚き、息を呑んだことだろう
さすが世界遺産 スケールがでかい 感動!



4時半に帰途につく
また180号の平坦な道をひたすら走る。
やっとカンクンまであと50キロというところまで来て、また曲がるところを
間違えた。高速道路は街頭も無く暗い。看板もわかりづらい。

下手なところでエンコしたら、山賊が出てきそうな密林だ。やべー・・・
なんとかリカばった、と思ったら、反対方向に走っていた。

どひゃどひゃ・・(^ ^;

あー気がつくと、ガソリンもほとんどを ついているじゃないの
やべー

この車、満タンでも20リッ ターくらいしか入らないんだよなー
どういうことよ? ガソリンスタンドは150キロおきにしかないし
すげーメキシコ おそるべし・・・

マジでやばくなってきたので、エアコンを切って蒸し風呂状態
エコランにつとめる。なんとかUターンして帰路につくが、ガソリンメーターは
ほとんど空状態 いつ止まってもおかしくないぜセニョール 嗚呼・・



もう、ホンマにあかん!と思った瞬 間



あったんですな、ガソリンスタンドが
あー助かったよ アドベンチャ〜!

満タン やっぱり20リッターくらいしか入らないし
何なのよこの車 遠出しちゃいかん車?


さて、結局帰りも3時間くらいかかってなんとかカンクンに戻った。
往復で6時間 見学に3時間 合計9時間と、一日がかりだが
それだけの価値はあった。一生に一度は見ておきたいアイテムである。


さて、車があると行動範囲が急に広がる。
晩飯は、ドライブがてら、ホテルゾーンの中にあるレストラン街みたいな
所にいってみた。 カンクン岬があるあたりだ。
みやげ物屋や、レストランなどがたくさんあるが。テキトーにシーフード
&ステーキの店に突入。割とリーズナブルでうまくて満足だった

 

コンビニで買い物し、ホテルに帰還したら9時半だった
今日はさすがに疲れた・・・・



■四日目 12月 24日(日) 晴れ時々くもり:
       コバ(マヤ遺跡)、トゥルム(マヤ遺跡)、シェルハー(海洋パーク)


クリスマスイブ でも、まったくそんな感じがないカンクン
季節感が無いからかな?ツリーも全然見かけない
今日も朝からまずまずの天気
昨日のマヤ遺跡探検ですっかり、味をしめ今日も遺跡見学からスタートだ

コース
 ・COBA遺跡 カンクンから約2時間半 ここで1時間ちょっと見学
 ・TULM遺跡 COBAから40分程度 ここで1時間程度見学
 ・XELHAR    海洋ウォーターパーク 3時間弱滞在
 ・2時間かけて帰還

今日は、海岸沿いの307号を一路南下していく。やはり平坦でダ〜っと続く直線

昨日よりは、近代的なハイウエイで、途中いくつか街がありガソリンスタンドも常識的な距離内に点在。
やや安心感あり

ただし、かなり飛ばすメキシカンドライバーが無理な追い越しをかけてくるので要注意。
あと、街中に入ると、強制減速のためと思われるバンプ(突起)が突如登場し、標識も良く見えないので、
突っ込むとえらいことになる。最悪車壊れそう・・・
一回ぼ〜っとしてやってしまった。スタントカーのようにもんどり打った。。とほほ(^ ^;

地方に行くに従いだんだんあやしげな道に・・・


また夜になるといっそう標識も見づらく、やはりレンタカーによる自力トリップは
ある程度自信があって自己責任を負える人じゃないと厳しい。

2時間近く走りトゥルムの遺跡に到着、まずここはスルーして内陸部のCOBAを目指す。
内陸に入ると、急に道がしょぼくなり、穴ぼこだらけの危険な道に。。。
げ、こりゃやばい道や・・・

まわりはうっそうとした密林で、やばい感じ。
トゥルムから約40分ほど走り、小さな村を抜けやっとCOBAに到着した。

かなりローカルな雰囲気が漂っている。観光客も少ない。

土日は、入場料無料とのことで(ラッキー)、入口で名前だけ書いて突撃
いきなり、輪タクがいるが、2人で約1000円と高めなので歩いていくことにした。
が、後で考えたら頼んでおけばよかった。
ここのエリアは数キロとやたら広く遺跡が点在しており、全部歩くのは相当難儀だった。

昨日とはうってかわり、密林に眠る古代遺跡がひっそりと保存されている感じ
観光地がしてない感じが誠に神秘的でぐ〜! 探検気分が盛り上がる


COBAは4世紀〜10世紀のマヤ古典期の大規模遺跡で、独特の重みと静けさを感じる場所だ。

うっそうと茂る木々の中にたたずむ遺跡群
 


お、ここにも小さい球戯場がありました



山かと思ったら、ジャングルで覆われたピラミッドだった!

すげー!

 


原始的な小さなピラミッド

マヤの遺跡群の中でも非常に珍しい形状のピラミッドらしい

独特なマヤ壁画とその解説図
 





いくつかの遺跡群を見たあと


突如目の前に、巨大ピラミッド出現!


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!  かなりびっくりしました


昨日のもののように、フィニッシュしてないし、崩れているので綺麗ではないが
迫力と年月の長さを返って感じる。迫力もある。
なぜこの密林の中にこれを作ったのか・・

これは、ノーチムルと呼ばれる8角形のピラミッドで、全マヤ遺跡群の中でも二番目の高さ
(ユカタン北部では一番高い)で全高42mと巨大だ

ここは、登頂可能みたいなので、上ってみることにした。

 

やはり怖い 45度はあろうかという急階段 ほとんど直角に感じる
足を踏み外したら間違い無く大怪我 下手すりゃ死ぬよ ぞっぞ〜
隊員Bはもちろん途中でリタイヤ
もうあかん・・・・


隊長と、隊員Aが頂上目指してアタックする

  ひとやすみっと・・・


下みたら あかんで・・・・ ガクガクブルブル


一歩ずつ着実に踏みしめ、後ろを振り返らないようにして上りきった

密林をはるか見渡せるすばらしい眺め そして満足感
ここからマヤの人達は何を見つめ何を思ったのか
 

帰りのほうが怖いかなと思ったけど意外とそうでもなくとんとんと降りた





すでに体力を相当使い果たし、結局復路は輪タクを使ってしまった。
楽ちんだった。最初から頼んでおけばよかった(^ ^;
 

 


密林に眠る本格遺跡に大満足し、次なる巡礼地 トゥルムを目指す
ここは、有名観光スポットなので、かなり整備されており、人も多かった



TULM
ここはマヤの中では新しい部類の入る12〜16世紀の遺跡群で、トゥルムとは「壁」の意味
3方を海の断崖に囲まれているのが由来で、かつての要塞都市だったそうだ。


かなり整った形で保存されており、かっこいい

フレスコ神殿と呼ばれる建造物
 

メインの神殿カスティージョの前にて
中 は立ち入り禁止だった

建造物群が整然と並ぶ
 



カスティージョのバックには美しいカリブの海岸が広がっており、要塞とのコントラストも
すばらしい。この海外で泳ぐ人も多数いた。
 

 


ここも外せないスポットの一つだ



トゥルム敷地内にて、マヤの伝統芸能ショーなんかもやっていた
 


今日は忙しい (ちゅうか欲張りすぎ??)
二つの遺跡を探検して感動したあと、すぐにシェルハー(Xel Ha)と呼 ばれる、マリンパークに
向かう。トゥルムからは20分の距離だ。
ここは自然の地形(川やラグーン)を最大限生かして作られた、海洋レジャー公園でカンクンの大名物
となっている。


園内トロピカルな雰囲気たっぷり



 


シュノーケリングや水族館、イルカと泳ぐアトラクション他、数々の水遊びが自然の
地形の中で楽しめ、しかも設備はめちゃめちゃ整っているといううれしい施設。
これはすごい。

入場料は、オールインクルーシブで60ドルちょっとと、高いが、一日遊べることと
食べ物やアルコールを含む飲み物も入っていることを思えばむしろ安い。
当家は、残念ながら3時間しか滞在できなかったが、目一杯遊ぶぞ〜!

 

まずは、名物の川くだりシュノーケリング
これも、他では見たことがないイベント

うっそうと茂る密林の川(本物)をライフジャケットと、シュノーケルをつけて下っていくと
いうアトラクション。

海に近い川なので、海の魚も多数おり、透明度もまずまずで、たくさんのトロピカルフィッシュ
を見ることができる。また、ジャングル探検の気分も味わえる。こりゃ面白い!

当家、隊員A、Bともに完全装備を施し、家族全員揃ってのシュノーケリング川くだりだ。
 

ジャ ングル探検隊出発!

隊員Bも最初はびびっていたが、シュノーケルの使い方をなぜかサクっとマスターしてしまい
いっちょ前に、どんぶらどんぶら川をくだっていった。


川は流れがあるので、ぷかぷか浮いてるだけでもどんどん進む。こりゃ楽ちんでええなあ〜

途中体長1mはあろうかというナポレオンフィッシュや、巨大なエイを目撃したりして大興奮!
美しいトロピカルフィッシュの群れも見た。あー楽しいな

 

お〜 いるいる! オサカナちゃんたち

 




おお 自然の飛び込み台から、ジャンプする少年発見!



そんなこんなで、結構な距離を40分くらいかけてくだり、ゴール!


その後、レストランで食事をとり(入場料に含まれる)満腹になった



そしてハンモックで夕日を見ながら昼寝 ん〜サイコー!



と、今日は3つのイベントを忙しくこなし大満足だった。
帰りは、またしてもとっぷりと日が暮れて真っ暗な高速道路を、クレイジーメキシカンドライバー
とバトルしながらカンクンに戻った。

ホテル着は7時すぎ
今日もちかれた〜・・・・ バタンキュ〜(死語)


■五日目 12月 25日(月) 雨のち曇り: ダウンタン探訪 & 買い物、 レイ(マヤ遺跡)

本日は、クリスマスだが、やはりまったくそのような雰囲気無し
残念なことに、天気もいまいちで、今日は海のアクティビティはあきらめ街探訪などをすることにした。
レンタカーがあるので行動に自由度があるのが良い

おそめの朝食をとり、ホテルを出発
まずはダウンタウンを目指す

ダウンタン到着、しかし。。。
メインストリートもさびしい感じで、ちょっと肩透かし



ジモティの生活ぶりを垣間見るべく、スーパーに入ってみる


お、やっぱりテキーラとか酒類がどどーんと積みあがっていた
 


アメリカ産のものは、アメリカと同じような物価だが、メキシコ産のものは随分安いように感じた。

パン屋があったので買ってみた



これだけ買って全部で200円しなかった。こりゃ安い
食べたことのない味のものもあり、なかなか面白かった


街の様子などをちょっと観察し、ホテルゾーンへ戻る


途中、カラコルという地区にあるショッピングモールなどによる
 
フリーマーケットと名づけられた、みやげ物屋モールをのぞき少々買い物
ここは、値引き交渉をして買う場所だが、なんのことはない
最初の言い値が2倍くらいふっかけてくるので、半額までまけさせて
相場ってところだ。こういうネゴは最近めっきり面倒になってしまった


一旦ホテルに戻り、午後雨があがったところを見計らってまた出動
ホテルの近くにRAY遺跡というマヤ遺跡があるというので行ってみた

料金所は無人でタダで中に入れてしまった。
規模は小さく、遺跡の損傷は結構激しいのだが、こじんまりとした中にも
全体像が把握でき、なかなか趣のある遺跡群だった。
ホテル滞在がメインで遠出できない場合などに、ちょっと立ち寄るのも
良い場所だと思った。



一番高い建造物の上から全体が見渡せる


ここの由来は正確に判明していないらしいのだが、3世紀ごろのかなり古い遺跡らしい。
壁画や彫刻から当時のマヤ王や神官の様子などを探る手がかりが発見されたそうだ。


遺跡群はかなり損傷が激しい ハリケーンの影響も受けたかも?
 



おお!大木が文字通り根こそぎ倒れてるよ こりゃハリケーンだなきっと・・・

ツワモノどもの夢の跡。。。といった感じだ
 
 

    


 




 



お!またしても野イグアナ発見!

近づくと、ササっと逃げてしまった。

よく見ると、イグアナがいっぱいいる。
また、イグアナの巣穴も多数あった。




隊員たちと、イグアナ探しをして遊んでみた。
隊員Aは、イグアナの巣を見つけるのがすっかりうまくなった

穴を覗いてみると、尻尾が見えてる場合があっておかしかった

頭隠して尻隠さずとはこのことだ

遺跡を後にして、またホテルにもどり、夕方晩飯を食べにまた出動
車があると、自由に行動できて誠に良い

今日はせっかくなので、メキシカンな食事をとりたいと思いレストランを
探す。結局またカラコム地区に車をとめ、歩いて見つけた
CASA TEQUILAなるレストラン
お手軽な、メキシカンプレートもあるし、流しの二人組みの生演奏もあった。
マルガリータをあおって、タコスを食べ、気分がすっかりメキシカンだ!
こりゃ大満足!





再度この地区でちょっと買い物をし、ホテルに帰還した。



■六日目 12月26日(火)
 晴れのち曇り: イスラ ムヘーレス(沖の小島)

明日は帰るだけなので、今日が実質最後の遊べる日だ。
なんとか天気も回復したので、沖の小島に行ってみることにした。
ホテルゾーンからも肉眼で見える、イスラ ムヘーレスという島

小島といっても、ダウンタウンあり、リゾートホテルありの結構立派な島だ。
ここで、いろいろなマリンアクティビティを楽しむツアーがでている。

ホテルのデスクで申し込むと、一人45ドルだそうだが、何箇所かある
船着場に直接行って交渉すると結構まかるという情報を仕入れ、
レンタカーもあることだし、そうすることにした。

TORTUGASという港から9時出航する船があることを確認し、それを
めざして行ってみた。
駐車場に入るなり、いきなり激しい客ひき合戦が始まっていた。
いくつかの切符売り場を見て相場観を養う。

島に渡るだけなら、一人15ドルだが、一日ツアーでオールインクルーシブ
で家族全員で88ドルにしてくれる、というところがあったので
それを選択した。

まず、島の北側にあるビーチエリアに行って、シュノーケリングやカヤック
やどをやり、その後南側のダウンタウンに行って買い物などをし、夕方
戻ってくるという一日ツアーだ。朝昼の食事とアルコールを含む飲み物や
マリンアクティビティ代金がすべて含まれている。こりゃ安い



 


9時に出航 かなり人を詰め込んでいる。
船の中で司会のおっちゃんが、客の出身地などを聞いていたが、
実にさまざまな場所から集まっていた。メキシコと、アメリカ、カナダが
同数くらいで、あとは南米の各地や、ヨーロッパ、あとは日本人も少々いた。

45分ほどで、最初の寄港地に到着。
 

専用のビーチリゾートエリアになっており、レストランや着替え、シャワー
など各種設備が整っている。タオルも貸してくれた。

まずは、朝食をとって、日光浴。
ちょっと残念なことに、ここの目の前の海岸はそれほど綺麗ではなくあまり人が泳いでいない。
シュノーケリングは、小型船に乗って良いポイントに連れてってくれるそうだ。
(なお、シュノーケリング時、一人2ドルの税金とられるので注意。最初にそんなこと言ってなかった)

1時間おきに出航する、シュノーケリング船に乗ろうと思ったら、突然天気が
崩れてきて風も強まりあえなく断念・・ん〜残念だったよ

仕方ないので、ジェットスキー(これは別料金で30分45ドル)に興じることにした
隊員A,Bを前後に乗せて、出動


結構波が強くなっており、相当水を被ったり、波間を豪快にジャンプしたりしたが
隊員達は喜んでいた。。。
 

 




その後、昼飯をとったりしているうちに、出航時間の1時半が近づいてきた。


次に島のダウンタウンへと向かう。
船の中は、メキシカンディスコ状態で、客が踊り狂っていた

みんなものすごいノリだ・・・・唖然

2時すぎにダウンタウン到着


店が所狭しとならぶ、狭い路地を探検したり、海岸沿いを散歩したりした




ダウンタウン近くの海岸は結構キレイで泳いでいる人が多数いた
  
3時30分に出航 1時間程度で、元の港に戻った。
帰りの船の中も、メキシカン音楽にのせて、みんな陽気に踊り狂っていた。

シュノーケリングできなかったのが心残りだったが、メキシカンテイストたっぷりな
離島一日ツアーを堪能した。

ホテルに戻り、翌日のフライトの確認と座席指定を行い、レンタカーを返却して
晩飯をとった。一回くらいはホテルのレストランで食べようということになった。
シシケバブナイトというのをやっており、それを頼んでみた。結構美味かった




あっと言う間だったなあ〜 とうとうラストナイトとなってしまった・・・・


これ、メキシコ産ハバネロスナック

口から炎が噴出しそうなくらい辛かった しかもちょっと酸っぱかった

メキシコのお菓子の多くは、「ビンボー」という会社が作っているようだった

そこここで、ビンボーマークを見かけた 中には、貧乏シャツを着てるひとまでいた(^ ^;




■七日目 12月 27日(水) 晴れ:帰還

とうとう帰る日だ 
12時すぎの飛行機だが、行きの飛行機の中でチェックインは3時間前に来るようにとの忠告が
あったので、早めに行くことにした。

ホテルを8時にでて、タクシーで空港へ向かう。

そそくさと、ジェットブルーのチェックインカウンターを探すが

無い(^ ^;

どこにも無いんです


案内のモニターに、カウンタの番号をやっと発見したのだが、その番号のカウンターに行っても
誰もいないし、ジェットブルーと一言も書いてないし・・・

仕方ないので、その無人カウンターの前でじっと待つ



同じように、ジェットブルーでNYに帰ると思しき、旅行者がその後続々と来たが、皆首をかしげながら
当家の後ろに並んでいった。

そして待つこと50分ほど

おうように、ジェットブルー係員が登場し、チェックインが始まった

をいをい・・・ あんたらがはよこんかい?って言ったんとちゃうのん?
すげーメキシコ 恐るべし(^ ^; 

まー、早すぎて困ることはなし 大は小をカーネルサンダース ということで無事チェックインも
一番に済ませ、サクっと出国手続きも終了し、あとは、フライトを待つばかりとなった

フライトは、1時間ほど遅れてしまったが6時すぎに無事NYに到着。

本年度最後のイベントも終了した。

カンクン紀行ミニビデオ(WMV形式 約1分 5MB)


結 論:マヤ遺跡とカリビアンブルーの海に感動!最高! 


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